11月2日、日産 ノートに新電動パワートレーン「e-POWER」が追加され、その発表会が横浜の日産グローバル本社で行われた。
まずは、日産が発表しているe-POWERの動画をご覧あれ。
ノート動画
youtu.be「e-POWER」とは、搭載しているエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動して走行するシステムだ。
一般的には「シリーズ式ハイブリッド」とも呼ばれている。
通常の発進や走行時は、エンジンが停止したまま高電圧バッテリーからの電力だけでモーターを駆動する。
走行中は、バッテリー残量や車速に応じてエンジンを始動して充電する。
急加速や登坂時などは、バッテリーからの電力に加え、エンジンで発電した電力も直接モーターに供給して力強い走りを実現する。
減速時にはエンジンを停止し、回生発電した電力を高電圧バッテリーに充電する。
外部からの充電は一切不要で、ガソリンの給油のみで走行が可能だ。
チョイ乗りでは好印象だったノート e-POWER。詳しいレポートは、あらためて紹介したい。
発表会のあと、このノート e-POWERにチョイ乗り（本社周辺をひとまわり）できたので、ショートインプレッションを報告しておこう。
イグニッションをON、セレクターをDに入れて走り出す。
充電状態にもよるが、軽くアクセルを踏んで発進するとエンジンはかからず、EVらしく軽快に加速する。
さらに踏み込むとエンジンがかかり（それなりにエンジンサウンドは聞こえる）、より力強い加速が味わえる。
運転モードを「S」か「Eco」にしておくと、アクセルペダルを戻すだけでエンジンブレーキ的な効果を得られ、加速から減速までワンペダルで行える。
この感覚は、なかなか楽しい。
発表会場に展示されていた、ノートe-POWERのNISMOバージョン。来月には発表されるらしい…。
e-POWERの搭載で、ノートはトヨタ･アクアやホンダ･フィットといったライバルたちにどう立ち向かうのか、今後が楽しみになってきた。