どんな分野であろうと世界一はエライ。100mを世界一速く走るウサイン・ボルトはもちろん、けん玉世界選手権(あるのか?)優勝も世界の人々の賞賛を浴びるのです。

このダッジ・トマホークは現在世界一速いバイクとして知られています。その時速はなんと670km/h! マッハ0.55です。マッハ換算はほとんど無意味かと思いますが、とにかく桁外れに速いことは間違いない。これは米国の自動車メーカー・ダッジ社が、2003年のデトロイトオートショーでコンセプトバイクとして出品したもので、同社のスーパーカー「ダッジ・バイパー」のV10エンジン(8300cc・500馬力)を搭載しています。巨大なエンジンの左右にのびる5本ずつのエキゾーストパイプが迫力ですね。そしてこのモンスターを支えるタイヤは、前後に2本ずつで自立することもできるようです。すでにこれがバイクといえるのかどうかわからないほど振り切れています。


出典:http://www.industrytap.com/500-hp-dodge-tomahawk-0-60-in-2-5-and-tops-out-at-420-mph/1237


これがよくある見た目だけのコンセプトバイクとは違って実際に走ることもできます。それにしても500馬力のモンスターマシンにこの格好で乗っちゃうのがカッコよすぎですね。


出典:http://www.allpar.com/cars/concepts/tomahawk.html


こちらはそのハンドル周り。自転車のロードバイクよりも幅が狭いハンドルで、このモンスターバイクをコントロールできるのでしょうか。いや、そもそもタイヤが2本並んだ前後輪でこのバイクは曲がることができるのでしょうか??


出典:Dodge Tomahawk


こちらの画像はその疑問に答えています。実際の走行シーンも収録されていますが、さすがにV10エンジンのサウンドはド迫力です。ただ、コーナーリングしている様子はでてこないので、やはり曲がるのは苦手なのかもしれませんね……。


出典:Dodge Tomahawk vs Dodge Viper


こちらは同じV10エンジンを搭載したスーパーカー「ダッジ・バイパー」とモンスターバイク「ダッジ・トマホーク」のバトル。車体が小さい分、加速ではトマホークが勝るようですね。それにしてもカウルがついていないこのバイクで最高速度670kmはどうやって計測したのでしょうか。むき出しのライダーがこの速度に耐えられるのかどうかとっても疑問です。

ちなみにこのモンスターマシンは実際に発売されて限定10台が販売されたそうです。そのお値段はおよそ6000万円! 価格もモンスターです。