過去には東京モーターサイクルショーにも展示!
世界最高峰の公道レースであるマン島TTの、ゼロエミッション(無公害)車を対象とするTTゼロクラスに「神電」を参戦させ、幾多の勝利をおさめてきたのが「無限」です。そんな無限がモトクロスの分野でも電動車を開発していることを明らかにしたのは、2017年の東京モーターサイクルショーでした。
神電を開発してTTゼロクラス3連覇を果たした当時の無限は、電動車開発の次のステージとして電動モトクロッサーを開発。乗って楽しむという観点では、コスト的にはロードレースよりも多くの人がとっつきやすいのがモトクロスですが、無限の試作車「E.REX」はより多くの人に"電動モータースポーツを楽しんでいただくため"生まれたわけです。
T.REX・・・ティラノサウルスをイメージさせるネーミングの無限E.REXは、2017年の東京モーターサイクルショーに初展示。そのエクステリアデザインも、恐竜の骨のような異色の仕上がりでした。
www.mugen-power.comT.REX・・・ティラノサウルスをイメージさせるネーミングの無限E.REXは、2017年の東京モーターサイクルショーに初展示。そのエクステリアデザインも、恐竜の骨のような異色の仕上がりでした。
www.mugen-power.comそしてE.REXは、2019年の東京モーターサイクルショーにも登場しています。なお、この年はホンダからも電動試作モトクロッサーの「CR ELECTRIC PROTO」が同会場で公開されていたことを、ご記憶の方も多いと思います。

ホンダのCR ELECTRIC PROTO。2019年の全日本モトクロス開幕戦(熊本HSR九州)でデモ走行を披露し、大いに話題となりました。車体は当時のCRF250Rがベースで、車体はホンダ、モーターやバッテリーなどは無限が開発を担当しています。
www.autoby.jp
ホンダと共同で電動モトクロッサー開発を続けている無限の、2019年東京モーターサイクルショー展示仕様のE.REX。心臓部には「神電」開発で得た技術を活用した、水冷モーターを搭載しています。
www.autoby.jpモトクロスファンでなくとも、注目の瞬間になりそうです!
先述のとおり、E.REXのデモランは、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦会場のスポーツランドSUGOの国際モトクロスコースで6月6日(日)の12:30頃に行われる予定ですが、天候やコース状況、あるいはレース進行の遅延等により、予告なく走行を中止または短縮する場合があります・・・とのことです。

こちらは2019年東京モーターサイクルショー発表時の写真ですが、走行当日には車両の外観デザインが大きく変わる予定とのことです。どんな姿で登場するのか・・・楽しみです!
www.sportsland-sugo.co.jp6月2日現在、宮城県の週間天気予報では6日は晴時々曇・・・となっているので、この「歴史的瞬間」を多くの人の前で、無事に披露することができることが期待できます! モトクロスファン、そして電動車に興味がある人は、お見逃しなく!