FIM EWCのカレンダー変更により、鈴鹿8耐は7月から11月決勝へ!
2020年、COVID-19パンデミックの影響で、真夏の7月開催ではなく11月1日決勝にスケジュールを変更した鈴鹿8耐ですが、周知のとおり世界的な感染拡大により海外からの渡航が難しい・・・ということで中止になってしまいました。
また、鈴鹿8耐が中止になった代わりに、当初予定されていた鈴鹿8耐の11月開催のため中止となっていたMFJグランプリが全日本ロードレース選手権最終戦(第5戦)として復活したのは、記憶に新しいところです。
そして本日・・・3月17日(水)にMFJ=一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会は、全日本ロードレース選手権、MFJグランプリの日程変更を発表したわけですが、その理由はFIM EWC=世界耐久選手権の1戦として行われる鈴鹿8耐が、7月開催から11月5日(金)~7日(日)のスケジュールに変更されたためです!
元々鈴鹿8耐開催予定だった7月は・・・ポルトガルのエストリル12時間が行われることになり、11月開催の鈴鹿8耐は全5戦の2021年シーズンのFIM EWCの最終戦・・・となりました。
これは鈴鹿8耐を11月上旬まで延期すれば、その頃には日本のCOVID-19パンデミックの状態も改善し、入国制限も緩和されているのではないか・・・という考えからのカレンダー変更です。そして当初10月16日に開催されていたエストリル12時間ですが、こちらは夏頃にはポルトガルの旅行制限が緩和されているのでは・・・とFIMは見込んでいます。
G7国のなかでは、日本はCOVID-19ワクチン接種の進み具合が現時点では最も遅れているのが気になりますが、FIMの期待どおりに秋には感染拡大が一段落していることを祈りたいですね・・・。
MFJグランプリが最終戦ではないのは、異例のことです
そして、鈴鹿8耐と入れ替わるかたちでMFJグランプリは、7月17日(土)〜18日(日)の日程で行われることになりました。
今年度の全日本は4月3日〜4日に開催のツインリンクもてぎが開幕戦で、全7戦が予定されていますが、MFJグランプリが最終戦ではなく第5戦として開催されることになったわけです。なお、それ以降のカレンダーには変更はなく、第7戦オートポリス(9月18日〜19日)がシーズン最終戦となりました。
2021年も、昨年に続きCOVID-19パンデミックに翻弄されそうなモータースポーツ界ですが、11月という涼しい(寒い?)季節のレアな鈴鹿8耐が、今年は無事開催されることを願ってやみません!