J.レイ、SBK300レース目で99勝目を記録!!
金曜日のレースウィーク初日から雨にたたられたマニクールですが、日曜日も雨降りで10周の超スプリント方式のスーパーポールレースを迎えることになりました・・・。
このレースがSBK通算300戦目となる、カワサキのエースのJ.レイは3番手スタート。最初の周でトップに立つことに成功したレイは、2位に入ったチームメイトのアレックス・ロウズに約2.3秒の差をつけて、見事SBKキャリア99勝目をゲットしました!
SBK2020 R7 マニクール スーパーポールレース
1 J.レイ Kawasaki GBR 18'01.545
2 A.ロウズ kawasaki GBR 2.387
3 M.V.D.マーク Yamaha NED 3.206
4 S.レディング Ducati GBR 2.625 3.348
5 C.デイビス Ducati GBR 4.459 7.042
6 L.バズ Yamaha FRA 8.555
レース2は、S.レディングが意地の優勝! レイ戴冠&通算100賞はおあずけ
ランキング2位のスコット・レディング(ドゥカティ)は、スーパーポールレースで追い上げて4位でフィニッシュ。その結果、マニクールラウンド最後のレース・・・レース2で6連覇を決めるには、レディングを72点リードするレイは62点差をこのフランスの地でつける必要があります。
レース2でレイが表彰台を獲得すれば、レディングの順位関係なくレイが戴冠。レイが4位か5位の場合は、レディングが2位以下ならOK。レイが6、7、8、9位の場合、レディングが3位以下なら・・・という条件になりますが、絶対王者レイの安定感を考えると、これよりもレイの順位が低い場合の条件は、紹介する必要もないような気になってしまいますが・・・勝負は下駄を履くまでわからないものです。
そして迎えたレース2・・・序盤は優勝することでレイにプレッシャーをかけることを試みたレディングが4周目から首位を走り、その直後をレイがマークする展開になりました。
やがてレイを抜いてL.バズ(ヤマハ)が2位に浮上。そして残り10周を切って、王座獲得条件の3位をキープするレイに、レディングの僚友のチャズ・デイビスが迫ります・・・。ウエットコンディションから次第に路面が乾いて行くという展開が、このレースのクライマックスを面白くしました。
コンディション変化でタイヤがきついのか、レイはデイビスにかわされ4位にポジションダウン。さらにマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)にも追いつかれるか・・・と思わせた瞬間もありましたが、レイはレディング、バズ、デイビスに次ぐ4位でゴールしました。
なんとか優勝で、レイのマニクールでの戴冠を阻止したレディングですが、ランキング首位のレイとの差は59点・・・。最終戦となる第8戦エストリルラウンドの、レース1、スーパーポールレース、レース2・・・どの段階でレイが6連覇を決めるのか!? そしてそれは通算100勝の大記録を伴うものかのか!? もしくは奇跡の大逆転があるのか!? 10月16〜18日の週末を楽しみに待ちましょう!
SBK2020 R7 マニクール レース2
1 S.レディング Ducati GBR 37'54.626
2 L.バズ Yamaha FRA 2.551
3 C.デイビス Ducati GBR 3.648
4 J.レイ Kawasaki GBR 4.261
5 M.V.D.マーク Yamaha NED 7.409
6 M.リナルディ Ducati ITA 16.505
SBK2020 ランキング ※10月4日現在
1 J.レイ Kawasaki 340
2 S.レディング Ducati 281
3 C.デイビス Ducati 222
4 M.ファン・デル・マーク Yamaha 203
5 A.ローズ Kawasaki 179
6 T.ラズガットリオグル Yamaha 175