世界スーパーバイク選手権=SBKの第7戦マニクールは、ランキング首位のジョナサン・レイが6年連続タイトルを決めるか・・・に注目が集まっています。また今シーズン中に彼が通算100勝の大記録を達成するのか・・・も見ものです!

ウエットの予選はBMWが1-2!!

10月2日(金)のレースウィーク初日は、あいにくのウエットコンディション続きの状況になりました。そして迎えたスーパーポール方式の3日(土)の予選では、雨はやんだものの路面がウエットな状態でした。

そんななか、奮闘したのはBMWの2人でした。2年ぶり、自身キャリア4度目となるポールポジションを獲得したのはユージン・ラバティ。続いてチームメイトのトム・サイクスが2番手となり、BMWとしては初の予選1-2を決めたことになります。

画像: 25分のセッション中、最速タイム=1分48秒644を記録したE.ラバティ(BMW)。 www.worldsbk.com

25分のセッション中、最速タイム=1分48秒644を記録したE.ラバティ(BMW)。

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このマニクールラウンドで6連覇が決定する可能性があるJ.レイは、フリープラクティス3で転倒を喫するものの、スーパーポールでは3番グリッド獲得。タイトル獲得へ視界良好!! というカンジです。4位以下はアレックス・ロウズ(カワサキ)、ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)という順位。なおランキング2位のスコット・レディング(ドゥカティ)は10番手と、振るわない予選結果に終わりました・・・。

波乱のレース1は、J.レイが今シーズン10勝目を記録!!

土曜日のレース1は、ウエットコンディションでのレースとなりました。まず最初のドラマはスタート直後に起こります・・・。ターン1でE.ラバティとT.サイクスがクラッシュ! いきなり予選1-2位が消えるという波乱の展開でした。

これで首位に立ったJ.レイを追うのは、インディペンデントチームのロリス・バズ(ヤマハ)と前戦で初SBK表彰台を獲得したG.ガーロフ(ヤマハ)。しかしガーロフは6周後にシケインで転倒してリタイア・・・。結局21周のレース1は2位バスに3秒ちょっとの差をつけ、王者レイがキャリア通算98勝目となる勝利を記録しました!

画像: 今シーズン10勝目、そして通算98勝目をレース1で記録したJ.レイ(カワサキ)。 www.worldsbk.com

今シーズン10勝目、そして通算98勝目をレース1で記録したJ.レイ(カワサキ)。

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3位には、開幕戦オーストラリアラウンド以来となる今シーズン3度目の表彰台獲得に成功したA.ロウズが入り、レイのタイトルのマジック対象であるS.レディングはチームメイトのチャズ・デイビス(ドゥカティ)の後の、5位にとどまりました。

SBK2020 R7 マニクール レース1
1 J.レイ Kawasaki GBR 38'13.222
2 L.バズ Yamaha FRA 3.342
3 A.ロウズ kawasaki GBR 9.707
4 C.デイビス Ducati GBR 4.459 14.045
5 S.レディング Ducati GBR 2.625 16.427
6 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 16.976

果たして日曜日に100勝目を達成するのか・・・!? 注目です!!

レース1で98勝目を記録したレイは、4日(日)のスーパーポールレースとレース2に勝利すれば、通算SBK100勝の大記録を達成することになります。そして彼がマニクールのハットトリック(3勝)を記録することは、ランキング2位のS.レディングの成績に関係なく、SBK6連覇が成し遂げられることにもなります。

なおSBK6連覇という記録は歴史上初の記録となります! 日曜日の2つのレースに注目です!

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