スーパーポールレースを、今年初めてスコット・レディング(ドゥカティ)が制す!
昨年度から導入された、わずか10周の超スプリントレースであるスーパーポールレースは、SBK5連覇中の王者ジョナサン・レイ(カワサキ)が得意としています。なんと今年は過去4ラウンドで、すべてのスーパーポールレースをレイが勝利してます!
しかしアラゴンで行われたテルエルのスーパーポールレースは、レイのスーパーポールレース連勝がストップすることに・・・。1周目にレイをパスしたドゥカティワークスのS.レディングは、その後レイのアタックを凌ぎ切って真っ先にゴール! 2位のレイに続く3位は、土曜日のレース1を制覇したM.リナルディ。テルエルラウンドでの彼の好調ぶりは、日曜日にも継続していました。
SBK2020 R5 テルエル スーパーポールレース
1 S.レディング Ducati GBR 18'22.141
2 J.レイ Kawasaki GBR 0.970
3 M.リナルディ Ducati ITA 3.685
4 A.バウティスタ Honda SPA 4.833
5 C.デイビス Ducati GBR 5.097
6 A.ロウズ Kawasaki GBR 5.725
レース2はJ.レイとM.リナルディの戦いに!
レース2は、ホールショットこそレイが奪うものの、すかさずレディングが抜いて首位に立ちました。その後ろにレイ、リナルディ、アルバロ・バウティスタ(ホンダ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)が続く序盤の展開になりました。
まずペースが上がらないデイビスが先頭集団から脱落・・・。続いて5周目にバウティスタは残念ながら転倒! そして6周目に先頭に立ったリナルディをレイが追い、勝負はこの2人の一騎討ちとなりました。リナルディの背後を追走するレイは、満を持して終盤16周目にリナルディをパス! そして18周のレースを王者の貫禄で勝ち切りました!
2017年、ドゥカティワークスのジュニアチームに属し、欧州スーパーストック1000選手権王者になったリナルディですが、今回のテルエルラウンドでは将来のワークス昇格も期待させる活躍ぶりでした。残り3ラウンドとなった今年のSBKですが、どこまでランキングを上げるかも注目したいです。なお次戦カタルニアラウンドは、9月18〜20日の予定です!
SBK2020 R5 テルエル レース2 決勝
1 J.レイ Kawasaki GBR 33'20.294
2 M.リナルディ Ducati ITA 1.244
3 S.レディング Ducati GBR 5.326
4 L.ハスラム Honda GBR 9.357
5 A.ロウズ Kawasaki GBR 10.761
6 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 15.679
SBK2020 ランキング ※9月6日現在
1 J.レイ Kawasaki 243
2 S.レディング Ducati 207
3 T.ラズガットリオグル Yamaha 147
4 C.デイビス Ducati 141
5 M.ファン・デル・マーク Yamaha 133
6 M.リナルディ Ducati 131