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地球に帰るまで、本当にあともう少し!!
CR-Xのオドメーターが700,000kmを刻んだのは、年号が平成から令和になる直前のこと。あれから早くも1年チョットが過ぎて、気が付けば730,000kmを越えている。この一年あまりで大体30,000kmほど、走ったみたいだ。
世間的には、一年間に30,000km走るクルマは意外と少ないらしく、まわりからは乗り過ぎって言われたりもするんだけど……。ボクの場合、他にクルマを持ってないから、近場の買い物から遠方の取材までどこに行くのも、このCR-Xなんだよね。だから、こうやって距離が進んじゃうんだなぁ。
2019年は、夏前くらいにショックアブソーバーの不具合が発覚してエナペタルでオーバーホールしてもらったので、今現在はとても快適。やっぱりBILSTEINの乗り味は好みなんだなぁって、しみじみ思っているところだ。その時の記事は、Vo.29、31、33、34、36を見てね。
2019年は、これ以外は大きなトラブルもなくて、35年前に生産された過走行車にしては十分に日々の足として活躍してくれているんだ。
定期的にパーツを交換して乗り続ける
そんなCR-Xだけど、やっぱりよる年波には逆らえないみたいで、細かな部分に不具合が出てきている。幸いにも、プロの手を煩わすような不具合じゃないから、自分でパーツを交換したり簡単な修理はやってしまうけど、欠点としちゃ作業に集中してしまって、ついつい写真を撮りそこねちゃうところだ。写真を撮るってのがボクの本業なんだけど……。
とりあえず、手元に写真が残ってるのは、リアゲートのダンパー交換。ショックアブソーバーと同じような構造で、大きくて重いガラスハッチを支えてるパーツなんだけど、劣化するとオイルが滲んできて、開けた状態を保ってられなくなるんだ。
とくに寒い季節は、リアゲートを開けて出し入れをしてると、ガラスハッチの重さに耐えかねて、勝手に閉まってくる。タイミングが悪いと頭部に直撃で、危ないったらありゃしない。そんなリアゲートダンパーも、数年前から部品の供給が絶たれてる。
まぁ、そんなことも予想して買っておいたパーツを投入。交換自体は、そんなに難しいもんじゃないんだけど、大事をとって内装類をひととおり外してから作業するので、結構時間がかかるんだな。そんな面倒なことをしなくてもできないワケじゃないんだけど、内装類をキズつけたり割ったりしたらイヤだからね。急がば回れってヤツだ。
交換後は、リアゲートを手で持ち上げると途中からスーッと勝手に開いていくし、動きもスムーズで、やっぱり新品のダンパーは気持ちがいいもんだ。
経年劣化といえば、エンジンのパッキン類も定期的に交換しないとオイルが滲んでくるんだよね。ボクのペースで走ってると、2年毎位で交換してる感じかなぁ。珍しいことに、このあたりのパーツはまだホンダから供給されてるからこうやって、自分でパーツを交換したりしながら乗り続けてるんだ。趣味と実用を兼ねて維持してくのは、楽しいけど大変なんだよね。