エントリー増加に対応して導入されたトライアウト
2014年頃から鈴鹿8耐はエントリー増加傾向で、2015年は2008年以来となるA・Bの2枠に分けて予選が実施されました。そして参加台数を絞る目的で、2016年からはトライアウトが導入されるようになりました。
昨2019年からは「ライダーカテゴライゼーション」という参加選手の実績を考慮した格付け制度を導入。そして前年の鈴鹿8耐の成績に応じ、シード権をチームに与えているわけですが、これに該当する6チーム以外のシード権を得ていないチームは、トライアウトを通過しないと今年の鈴鹿8耐に出場できない・・・のです(※FIM EWC=世界耐久選手権レギュラー参戦チームは、トライアウトの対象ではありません)。
選ばれるのは29チームの予定!!
2020年大会のトライアウトは、例年どおり1st、2nd、FINALの3ステージを設定。1stステージとなったのは昨年12月の「セパン8時間」。遠征した日本勢の全チームが見事シード権を獲得し、1stステージ終了時点で今年の鈴鹿8耐出場権を得ているチームは、16チームとなりました。
続く2ndステージは4月4〜5日開催予定だった、「全日本ロードレース開幕戦鈴鹿2&4レース」のレース1でしたが、周知のとおりCOVID-19感染拡大の影響で延期。4月25〜26日に開催予定だった「全日本ロード第2戦スーパーバイクレース in もてぎ」のレース1が2ndステージになることが発表されるも、これもCOVID-19感染拡大の影響で延期・・・。
さらにFINALステージとして設定されていた5月16日(土)の「鈴鹿・近畿選手権第2戦鈴鹿サンデーロードレース」が中止になったことで、2nd、FINALの両ステージは開催されないことになってしまったのです・・・。
この事態を受けて、4月17日時点で出場権を有していないチームのなかから、チームとライダーの過去の実績などから選考委員会によって出場チームを決めることが、鈴鹿サーキットからアナウンスされることになりました。
選考対象となるのはトライアウト参加申込を済ませているチームで、5月7日までに申請書を提出するチーム・・・ということになり、FIM EWCレギュラーの参加状況で数字が増える可能性もありますが、EWCとSSTのクラス区分は考慮することなく計29チームが選ばれる予定とのことです。
いわゆる過去大会の、主催者推薦チーム選びみたいなイメージですが、今回の選考理由については明かされることはないとのことです。選考結果は5月17日(日)に公開されるので、どのチームが選ばれることになるのか・・・注目しましょう!