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熟練のエンジニアが一本一本ハンドメイドで製作!
2019年、エナペタルでショックアブソーバーのオーバーホールをしてから半年余り。ボク好みの乗り味で、大変気に入ってるってコトを、前回も書いていたと思う。
オーバーホールについて詳しくはこちらからどうぞ!
そんなエナペタルのショックアブソーバーは、オーダーするユーザーの好みに合わせて、熟練のエンジニアが一本一本ハンドメイドで製作してくれるってのが大きな魅力なんじゃないかな。
エナペタルでは、年式の旧いクルマから最新のクルマまで数多くのラインナップがあるんだけど、ちょいと旧めのホンダ車用を紹介しよう。
供給終了などの理由から、細かい純正部品が手に入らない場合や純正のショックアブソーバーが手に入らない場合でも、エナペタルなら自分の好みに合わせて製作してもらえる。
まずは、ホンダ1300クーペ。ホンダの創業者である本田宗一郎さんの理想をカタチにした意欲作だ。しかし一部弱点もあった。このクルマ、空冷ドライサンプの前輪駆動でフロントがかなり重い。そんな重いフロントを支えるサスペンションは、オーソドックスなストラット式だけど、経年劣化でゴムが千切れてボンネットに突き抜けてしまう場合があったらしい。
また、純正のショックアブソーバーでは、アンダーステアが強くてワインディグロードは、得意でなかったと言われてる。そんな直線番長的な1300クーペを、乗り心地を犠牲にせずアンダーステアも解消してくれるのが、エナペタルで製作したBILSTEINのショックアブソーバーだ。
取材をさせてもらったのは、1972年式のホンダ1300クーペGTL。経年劣化でボンネットに突き抜けてしまうゴム製のマウントから、頑強なピロマウントに換え、組み合わせるスプリングのレートは5kg/mm、全長調整式で車高も思いのままっていう、当時では考えられないハイスペックのモノだ。
助手席に乗せてもらったんだけど、ピロマウントに有りがちな異音はまったく感じないし、コーナリングのロールも適度で隣に乗ってても安心感があって快適な乗り心地だ。多分、ハンドルを握ってたら楽しいんだろうなって感じられた。このオーナーもボク同様に、エナペタルのショックアブソーバーを気に入ってるようだ。
ダメージが大きくなる前に、賢くオーバーホールの検討を!
そして、もう1台は比較的新しい初代のシビックタイプR。6代目シビックに追加設定されたタイプRは、当時1.6Lで最高のエンジンといわれたB16B型を積み、4輪ダブルウイッシュボーン式サスペンションを採用したホットモデルである。
現行のシビックタイプRは、400万円もする高価なクルマになっちゃったけど、初代タイプRは199万8000円と実に今の半額だったんだ。びっくりするよね。ま、時代が違うから比較するのはナンセンスかもしれないけど、買いやすい価格だったのは間違いない。
そんなシビックタイプRにゾッコンなのは、30才と若い竹中章雄くん。このシビックは2000年式の最終型タイプR Xという、装備が充実したグレードだ。エナペタルの標準仕様よりも15%程減衰力を高められたショックアブソーバーを装着してる。
最初に乗ったときは、とってもハードな乗り心地に感じたらしいんだけど、毎日の通勤に使っていく内にしだいに慣れてきて、今じゃもう少しハードでもいいかな? って感じるぐらいだと言う。新品で装着したわけじゃないから、そろそろオーバーホールの時期も迫ってるみたい。ついでに、よりハードな仕様変更したり、減衰力の調整が可能なE12へ変更するっていう選択もあるね。
ボクのCR-Xみたいに、ダメージが大きくなる前にオーバーホールするのが、賢い維持の仕方だと思う。ちなみにエナペタルでは2020年2月末まで、お得なキャンペーンをやってるからオーバーホールを考えてるなら今がチャンスかも。
詳細は、株式会社エナペタル https://www.ennepetal.co.jp/まで。