レース1の結果、レイがバウティスタを抜いてランキング首位浮上!
グリッドを決めるスーパーポールでは、コース状況がウェットからドライへと変化していくことになりました。その中で光る走りを見せたのが、カワサキ時代にスーパーポール男ぶりを発揮したBMWのトム・サイクスでした。
結果スーパーポールはサイクスが制し、そして2〜3番グリッドはジョナサン・レイ、レオン・ハスラムのカワサキワークスが獲得。4番グリッドはマーカス・レイテルバーガーの代役として、BMWから参戦したマン島TTウィナーのピーター・ヒックマンが獲得し、センセーションを巻き起こしました!
レース1は降雨によりウェットレースに・・・。スタート後レイはポールシッターのサイクスをパスして首位浮上! ランキング首位のA.バウティスタは11周目に転倒し、痛恨のリタイアを喫してしまいます。一方レイは危なげなく首位を守りきり、2位サイクスに大差をつけての独走優勝! これで前戦までランキング首位にいたバウティスタから、レイは今シーズン初めて首位の座を奪うことになりました!
SBK2019 第8戦 イギリス レース1
1 J.レイ Kawasaki GBR 38'22.405
2 T.サイクス BMW GBR 00'11.348
3 L.ハスラム Kawasaki GBR 00'23.071
4 L.バズ Yamaha FRA 00'29.935
5 A.ローズ Yamaha GBR 00’37.641
6 L.メルカド Kawasaki ARG 00'46.917
波乱のスーパーポールレース!
日曜日のスーパーポールレースは、レース1で好パフォーマンスを披露したサイクスがリード! しかし好事魔多し。ピーター・ヒックマンのマシンが6周目にエンジンブロー!
ここでレッドフラッグが出ますが、なんと首位のサイクスはそのオイルに乗り転倒! 5分以内にゴールラインまで戻れなかったため、あえなくリタイア・・・。そして棚ぼた的にレイが首位の座をゲットしたのです。
SBK2019 第8戦 イギリス スーパーポールレース
1 J.レイ Kawasaki GBR 33'51.931
2 T.ラズガトリオグル Kawasaki TUR 00'00.365
3 A.バウティスタ Ducati SPA 00’05.930
4 A.ローズ Yamaha GBR 00'06.334
5 L.ハスラム Kawasaki GBR 00'06.833
6 L.バズ Yamaha FRA 00'07.441
残り5ラウンド・・・タイトルの行方に刮目せよ!
レース2は序盤、レイを先頭にトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)、ハスラムがトップ3を形成。前戦ミサノのレース2に続き、カワサキの1-2-3フィニッシュあるか? とカワサキファンの期待を膨らませました。
SBK初優勝を狙うラズガットリオグルは果敢にレイに挑み、レイと抜きつ抜かれつのバトルを展開。しかし最終的にはレイがこの戦いを制して優勝。2位ラズガットリオグル。そして表彰台の最後の座は、バウティスタが意地を見せて手にすることになりました。
なおイギリスラウンドでは、シーズン途中からテンケイトより参戦するロリス・バズ(ヤマハ)が3レースともトップ6に食い込む活躍を見せました。そして鈴鹿8耐参戦がどうなるのか・・・が注目される手負いのマイケル・ファン・デル・マークが復帰し、3レースすべてで8位完走を果たしました!
ドニントンパークでの戦いを終えて、ランキング首位のレイと2位に落ちたバウティスタの差は24ポイントに拡大しました。次戦は7月13〜14日決勝の第9戦アメリカラウンド(ラグナセカ)ですが、残りの5ラウンドで両者によるタイトル争いがどのように展開されることになるのか・・・注目しましょう!
SBK2019 第8戦 イギリス レース2
1 J.レイ Kawasaki GBR 33'51.931
2 T.ラズガトリオグル Kawasaki TUR 00'00.365
3 A.バウティスタ Ducati SPA 00’05.930
4 A.ローズ Yamaha GBR 00'06.334
5 L.ハスラム Kawasaki GBR 00'06.833
6 L.バズ Yamaha FRA 00'07.441
SBK2019 ランキング ※7月7日現在
1 J.レイ カワサキ 376
2 A.バウティスタ ドゥカティ 352
3 M.V.D.マーク ヤマハ 206
4 A.ローズ ヤマハ 192
5 L.ハスラム カワサキ 187
6 T.ラズガットリオグル カワサキ 153