6月6日(木)の1日で、5つの決勝レースを実施!
悪天候に祟られた今年のTTは、スケジュール消化に主催者やコースマーシャル、そしてTTレーサーや観客たちがてんてこ舞いになりました。6月6日は、なんと前代未聞の1日に5つの決勝レースを決行! 複数クラスに参戦するTTライダーとそのクルーは、本当に大変だったと思います。
スーパースポーツTTレース2
今年のTTで大活躍したピーター・ヒックマンが、今大会2勝目をトライアンフで記録したのがスーパースポーツTTレース2でした。日本製スーパースポーツ600ccが主流のクラスですが、3気筒のトライアンフで見事速さを披露しました。
サイドカーTTレース2
サイドカーTTレース2は、月曜のレース1に続いてベンとトムのバーチャル兄弟が連勝! 4気筒600ccのエンジンで2人を運ぶゆえ、ソロのモーターサイクルを走らせるよりも"高回転を使いがち"なので、その高回転サウンドにシビれるTTファンも多いです。
ライトウェイトTT
今年のライトウェイトTTは新たにノートンが参戦することが話題となりましたが、結果的には19度目のTT勝利をあげたマイケル・ダンロップ(パトン)が主役になりました。図太い2気筒サウンドとその走りっぷりを、動画でご確認ください。
スーパーストックTT
P.ヒックマン(BMW)が、1大会3勝目をマークしたのが、スーパーバイクTT/セニアTTよりも改造範囲の狭い1,000ccスポーツで競われるスーパーストックTTでした。公道車に近いマシンで、公道コースでの速さを競う・・・実質世界各国で行われているスーパーバイククラスのレースよりも、公道最強車決定戦と呼ぶにふさわしいレースが、このスーパーストックTTなのかもしれません?
決戦は金曜日!? 最高峰セニアTTを制覇したのは・・・?
セニアTT
6月7日(金)に行われた唯一の決勝レースは、マン島TTにおけるプレミアクラスがセニアTTでした。P.ヒックマン(BMW)の1大会4勝という史上3人目の大記録が達成されるかに注目が集まりましたが、結果はディーン・ハリソン(カワサキ)の優勝で幕を閉じることになりました。
今年のマン島TTは終わりましたが、公道を使ったロードレース・・・リアルロードレーシングはこれからも様々な場所で開催されます。Lawrenceではこれからもリアルロードレーシング情報を随時お届けしていきたいと思ってますので、みなさまよろしくお願いいたします!