旅バイクといえばコイツ。BMWのGSシリーズは外せない。
アドベンチャーモデルは数多くあれど、乗るなら最新のGS、そういまならBMW R1250GS。先代モデルから85ccしか排気量は増えていないが、トルク感は別物。
そんなGSで山道に踏み込んだ男を襲った思いもかけぬ災厄とは??
オートバイ2019年6月号別冊付録(第85巻第9号)「Favorite」(東本昌平先生作)より
©東本昌平先生・モーターマガジン社 / デジタル編集:楠雅彦@ロレンス編集部
アドベンチャーモデルは数多くあれど、乗るなら最新のGS、そういまならBMW R1250GS。先代モデルから85ccしか排気量は増えていないが、トルク感は別物。
そんなGSで山道に踏み込んだ男を襲った思いもかけぬ災厄とは??
オートバイ2019年6月号別冊付録(第85巻第9号)「Favorite」(東本昌平先生作)より
©東本昌平先生・モーターマガジン社 / デジタル編集:楠雅彦@ロレンス編集部
海外ツーリングの予行演習のつもりが・・・
海外ツーリングの予行演習に出かけた私は、思わぬところで転倒してしまった。
勢いよく山道に突っ込んだGSは、しっかりと泥土にはまってしまい、生半可の力じゃ動かせない。
途方にくれた私だったが、とはいえ、ここは秘境ではない。人口12万の盆地がすぐ下に広がっている。慌てることはない、と私は思った。
もうじき日が暮れる。ここは一旦ビバークして、明日ひきあげればいい。本番でなにかあったときの、まさしくいい予行演習に過ぎない、私はそう考えて、テントを張ると気楽なつもりで目を閉じた。
突然の豪雨にあわや流されようとする愛車!?
ほどなく眠りに落ちた私だったが、テントの布を叩く雨音に起こされる。
ん?案外強く降っている??
私は嫌な予感に襲われて、飛び起きると、テントから飛び出てGSの”安否”を確認した。すると、激しく降る雨がつくった流れの中で、いままさに流されようとする愛車の姿があった!
果たしてGSの運命は??海外ツーリングを前に哀れ山の肥やしになってしまうのか??
顛末は本誌で・・・・
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