こんばんは、ほにゅうるい的ほにゅうるい生田晴香です。
「大人のための恐竜教室」という国立科学博物館の真鍋真先生と、真鍋先生と同世代の評論家、山田五郎さんの対談形式の本読んでみました。
2人がひたすら喋っているのが文になっていて、その下に話している内容についての画像やイラスト、詳しい解説が書いてある他に、コラムがちょこちょこ挟んであります。
なので読むまでは、雑談感満載のゆるーい本かな…?という印象でしたが、全然!とんでもないです!
まるで真鍋先生の最新恐竜学のトークショーを聞いてるかのような、でも基本情報はしっかりあり幅広い情報満載で内容が濃く、なのに読みやすいというよくできた本です。
恐竜少年だった山田五郎さんは大人になり恐竜から離れていたそうで、子どもに恐竜を教えようとした時にご自身が子どもの頃に知った知識がおよそ通用しなかったそうです。
その理由は、人間がまだ恐竜の全体像をつかめていないからです。
この化石からするとこうではないか、あの化石の部位からしたらあーではないかと、考える人も1人ではなくそれぞれ違う考えを持った人が次々に論文にするのです。
恐竜の学説は日々変わっていくので、何十年も恐竜離れしてしまうと、いくら当時恐竜博士と呼ばれるほどの子どもであっても新しく恐竜を学び始めた恐竜歴1年の子どもにさえついていけないでしょう。
どんどん変わっていくという事を知らず、自分自身では知っている!と思い込んだままだとただの時代遅れの人となってしまいますね。
おっと!
大丈夫です。不安がる事はありません。
この本は大人の味方!少し恐竜離れしてしまった大人の為にあるような本です。最新の恐竜情報についていくどころか誰よりも詳しくなれます。
あ、ちなみに恐竜に詳しい人間は学説が変わっていく事を知っているので、毎日のように最新の情報を仕入れます。
数ヶ月でも恐竜離れだなんて恐ろしくてとてもじゃないけどできません。不安に駆られ、禁断症状が出るでしょう。
「だから恐竜は面白い!」まさにこれです。目が離せないのです。
いつまでも恐竜を好きでい続ける人はなぜやめられないのか。
わかってもらえたかと思います。
大人向けの本ですが、子どもが読むべき本でもあります。
幅広い年代の方が恐竜を好きでいるので、「昔はこう考えられていた」ということを知るのも恐竜学です。
昔は子どもの頃に「パキケファロサウルスごっこ」といって頭突き遊びをしていた。なんていう話も…!
ではまた来週!
平成最期の恐竜コラムでした。また令和で。
あ、恐竜の曲「ダイナソーDANCE」完成しました。公開をお楽しみに!
☆生田晴香☆
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添削
suzui