連載『ホンダ偏愛主義』。自他共に認めるホンダマニア・元Motor Magazine誌編集部員でフリーランスライターの河原良雄氏が、ホンダを愛するようになった理由を、自身の経験を元に紐解きます。今回は、ホンダマニアが語るホンダのいいところ。(デジタル編集:A Little Honda編集部)

ホンダ車は実用車でもエンジンが気持ち良い。その理由は?

それは基本的にロングストロークとして扱いやすくしているからだ。それはコンパクトカーからセダン、ミニバンに至るまで一貫している。歴代一位は初代シティのER型1.2L版直4SOHCの66×90mmだろう。

これでも6000rpmまでを許容していた。最近のモデルでもロングストローク化は顕著である。フィットのL15B型1.5L版直4DOHCは73×89.4mmとロングストロークで7000rpmまで回ってくれるし、N-BOXのS07B型660cc版直3DOHCは60×77.6mmとこれまたロングストロークながら7500rpmからレッドゾーンとしている。

i-VTECの進化による高圧縮化などさまざまな技術の進歩も後押しし、実用的でありながら回す楽しみも持ち合わす。かくしてエンジンの気持ち良さはしっかりと受け継がれているのである。

ホンダ車は左を定位置としてタコメーターを標準装備している。今やそれとにらめっこしながらドライブすることは稀だろう。しかし、アクセルペダルの踏み込み量とタコメーターの針の動きがリンクした時、「ホンダ車に乗っていて良かった」と思うのである。

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