決して読み忘れないでください!と訴えたいのが、蛇蔵先生の『決してマネしないでください。』。講談社の漫画週刊誌「週刊モーニング」に掲載された傑作でございます。

科学の偉人たちの面白トリビアに思わず、へえぇ〜と膝を叩きたくなる作品

主人公の掛田理(かけだ さとし)21才は、工科医大 理論物理専攻の学生。超優秀ですが、超堅物というか理屈ぽすぎる物理オタクで人付き合いが苦手。なのに学食で働く女性 飯島京子さんに恋しちゃいます。物語は掛田の恐ろしく不器用でまどろっこしい恋模様と、それを応援しつつもあまり力にはなれない?周囲の教授や研究者たちとの交流を中心に進むという展開です。

基本的に掛田の不器用だけど無垢で一途な思いが飯島京子さんに届くかどうか、というのが基本的なストーリーですが、その間にさまざまな無謀な?科学実験や、現代の科学の礎を築いた偉人たちのトリビアやエピソードが散りばめられる、大変お勉強になる作品なのです。

決して読まずにいないでください。面白いですから。

ちなみに、もっとも印象深いのが、万有引力の発見者であるアイザック・ニュートンのクズぶり笑。
クズ、というよりは、ものすごいオレオレキャラ、嫉妬深い人だったらしく、とにかく自分以外の科学者を認めたがらない人だったらしいというトンデモエピソードです。

全体的に、超理系の世界の中で、優秀な人ほど変人、物理や数学ができる人ほど社会性がないように描くというのはちょいと偏見かなぁと思いつつも(でも実在の偉人たちのトリビアを聞く限りは、やっぱそうなのかなーと同意しちゃいがちw)、主人公の掛田以下、彼の周囲の”理系”の方々はみな天才的ですが、同時にものすごくいい人揃い。変な人だからといって悪い人ってわけじゃあないんです、むしろほんとにみんな良い人たちに描きすぎじゃない?ってくらいいい人たち。

掛田の恋を身の程知らずと嗤うこともなく、全く進歩しない彼の経験値をバカにすることもなく、穏やかにお節介を焼きすぎもせず、真面目に応援してくれるのです。

果たして掛田の恋は実るのか。面白おかしい偉人たちの話や、わかりやすくさまざまな科学的なネタを説明してくれる展開につい気が逸れちゃいますが、中心はやはり掛田の想いが飯島京子さんに届くかどうか。読者もブレずに応援しなきゃです。

3巻で完結なのですぐ読めます。さあ、皆さんもいますぐ『決してマネしないでください』をお読みください。決して忘れないでください。ね?

This article is a sponsored article by
''.