ヤマハ発動機株式会社(以下「ヤマハ発動機」)が東南アジア配車サービス最大手のGrab Holdings Inc.(以下「Grab」)に、1.5億ドルの出資をし、インドネシアを中心とした東南アジア地域における二輪配車事業に関連した戦略的業務提携に合意しました。その戦略とは?

2輪社会の東南アジア

東南アジアで沢山のバイクが走る光景を現地に、もしくはメディアなどで目にしたことある方がおとんどでしょう。東南アジアでは人々の移動手段、配送、タクシーなどに多くのバイクが利用されています。

Grabとは?

Grabは、シンガポールを拠点とし、東南アジアで最も多く利用されるモバイル配車サービスのひとつ。現在、Grabのアプリは1億2,500万台以上の携帯端末にダウンロードされ、ユーザー数は800万人以上!Grabのサービスは2012年の創業以来、 25億回以上の利用があり、配車サービスだけではなく、フードデリバリーや宅配サービスなどこの地域で幅広いサービスを提供している今急成長を遂げている会社です。

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2輪社会が抱える問題と変化

正に2輪社会と言える東南アジアですが、以前から都市部での渋滞や、交通設備の不足、安全意識が低さ、CO2の排出量などの環境問題などが問題となっています。

最近では交通機関や自動車を利用する人が増えたり、バイクを使いたい時に気軽に利用できるGrabの普及でバイクを所有する人が減少傾向にあるなど東南アジアの交通事情は変化し始めています。

ヤマハ発動機がこれから成し遂げること

【ヤマハ発動機について】
ヤマハ発動機は、小型エンジン技術、車体・艇体技術、制御技術をコア技術とし、基幹の二輪車事業をはじめ、ボート・船外機等のマリン、スノーモビルや発電機等の特機、産業用ロボット、電動アシスト自転車、自動車用エンジンなど多軸に事業を展開、世界30ヵ国・地域のグループ140社を通じた開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。

この交通問題の解決に力を注ぐべき時、 ヤマハ発動機は戦略的業務提携に合意しGrabに出資することを決め、二輪車の安全に関する技術やノウハウを活用することで、二輪配車サービス需要に対して安全・安心を見える化し、サービス利用者の満足度向上、二輪配車サービス従事者(二輪タクシードライバー)検討者に対して、二輪車購入のハードルを下げるスキームを構築目指すと表明してい明日しています。

この取り組みによって、現地の人のみならず旅行者の安全も守られることになりますから、日本人としても是非頑張ってもらいたいですよね!又、東南アジアでは高価だったバイクがもっと手軽に手に入れられる社会になることで、どんな変化が見られるのかも楽しみです。

ヤマハ発動機、Grab共にこの取り組みへの熱い思いをコメントしています。

<ヤマハ発動機 : 執行役員 MC事業本部長 木下拓也コメント>
「このたびのGrabとの戦略的パートナーシップによる協業は、ユーザー参加型の新たな交通システムにおける、ユーザーとドライバーの安全と安心の向上を図るものです。弊社のテクノロジーにより、今後のモビリティシステムにおける二輪車の価値をさらに向上させるとともに、新たなモビリティソリューションの創出を期待します。」

<Grab : President of Grab Ming Maaコメント>
「私たちはインドネシアにおいて業界をリードする安全モビリティサービスを開発・提供するためにヤマハ発動機とパートナーシップを組んだことに興奮しています。二輪タクシーの運転手や乗客の安全は、私たちにとって非常に重要です。東南アジアにおいて最も安全で、かつ信頼性の高い配車サービスを構築する為、ソリューションと変革を通じた次世代のモビリティサービス提供に向けてパートナーと協力し続けます。」

今後の東南アジアとヤマハ発動機に注目が集まります。ロレンスでも今後の活動に注目して行きますよー!

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