予選レースはファーファスが優勝し決勝レースのポールポジション獲得!
前日に行われた予選レースではBMWのアウグスト・ファーファス(BMW Team Shnizer)
が優勝し、決勝でもBMWとして初めての優勝を狙います。2位にはラファエル・マルチェッロ(Mercedes-AMG Team GruppeM Racing)、3位にマーロ・エンゲル(Mercedes-AMG Team GruppeM Racing)が続き、マカオマイスターのエドアルド・モルタラ(Mercedes-AMG Team GruppeM Racing)が4番手から優勝を狙います。
前日レースができなかった松田次生(KCMG)でしたが、徹夜でマシンを直し決勝レースに臨みました。
ファーファスがBMWに初めてのマカオGT Cup優勝をプレゼント!
決勝レースは去年と違い、クラッシュもSCも入らないレースとなりました。
ファーファスが昨日のレース同様素晴らしいスタートをきり、リスボアをトップで通過します。
序盤は2位のマルチェッロがファステストでファーファスを追い、4位のモルタラのペースが上がりません。
ファーファスを追っていたマルチェッロでしたが、8周目のリスボアで痛恨のブレーキングミス!コースに復帰するも優勝の権利を失ってしまいました。
2位にはエンゲルが上がり3位にはモルタラという隊列となりましたが、ペースが上がらなかったモルタラが終盤になってファステストを連発。終盤のスパートのためタイヤを温存していたのです。
序盤から全開で逃げていたファーファスはタイヤがキツくなり、後続の3台が追いついてきましたが、ペースを守り抜き見事優勝!
BMWにとってマカオでのGT Cupでの優勝は初めての快挙。さらに長年BMWを牽引してきたシュレッサー代表のチャーリー・ラムがマカオで引退ということで、ファーファスはチャーリーに最高のプレゼントを送ることになりました。
松田も13位で完走し貴重なデータを収集しました。初年度で体制も完璧ではない中最後まで走り抜きました。来年以降の日産の活躍にも注目です。