予選はハミルトンが僅差でフェラーリ勢を抑えポールポジションを獲得!
後半戦から負け知らずのハミルトンはアメリカでもポールポジションを獲得。ハミルトンはアメリカとの相性がよく、予選から力を発揮しました。しかし今回ハミルトンは余裕のポール獲得ではありませんでした。2位のセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が0.061秒差、3位のキミ・ライコネン(Ferrari)0.070秒差とかなりの僅差。決勝レースが楽しみな結果となりました。しかしベッテルはフリー走行中に赤旗時の減速が不十分だったと判断され、3グリッド降格ペナルティを言い渡されました。
予選結果
ライコネンが5年ぶりの優勝!!チャンピオン決定の瞬間は次戦に持ち越しに。
決勝レースのスタートを決めたのはライコネン!好スタートを決めるライコネンに対し、ハミルトンはマシンを寄せるもライコネンがトップで1コーナーへ。一方ベッテルはスタートを決められず5位のまま1コーナーを通過。前を狙うベッテルは4位のダニエル・リカルド(Red Bull)を13コーナーでパスしようと試みるもなんと接触しスピン!前戦の鈴鹿同様1周目にスピンしほぼ最後尾まで落ちてしまいました。
ベッテルと接触したリカルドでしたが4位をキープ。しかし9周目の11コーナーの立ち上がりで突然マシンがストップ。ここ数戦立て続けにマシントラブルでリタイアのリカルド、レース後フラストレーションを爆発させたそうです。
リカルドのストップでVSC(バーチャルセーフティーカー)となります、いち早く動いたのがハミルトンでした。唯一2ストップ作戦をとり逆転を狙います。
20周目にハミルトンがライコネンの真後ろまで迫りテールトゥノーズのバトルに発展。ライコネンはハミルトンを抑え切りライコネンはピットに。
レースはライコネンが首位、2位には予選18位から2位まで驚異的な追い上げを見せるマックス・フェルスタッペン(Red Bull)、3位に2ストップで新品タイヤで追い上げるハミルトンの順でレース終盤に。
トップ3台が1秒間隔で走る息詰まる展開で迎えた残り2周、ハミルトンがフェルスタッペンに仕掛けるもフェルスタッペンが守り抜きます。ハミルトンはコースオフし3位をキープ。その後ろでベッテルを抑え込んでいたバルテリ・ボッタス(Mercedes)でしたがベッテルにパスされ5位に後退。ベッテルが4位に上がったことによりここでのチャンピオン決定とはなりませんでした。
優勝したのはライコネン!なんと2013年開幕戦オーストラリアGP以来5年ぶりの優勝となりました!2位には驚異の追い上げを見せ、ハミルトンとのバトルを制したフェルスタッペン、3位にハミルトンが入りました。
決勝結果
5年ぶり、そしてフィンランド人ドライバー最多となる21勝をマークしたキミ・ライコネン。今年でフェラーリを去る最年長ドライバーが見事な優勝を飾りました。アイスマンのほんのちょっとだけ見せる笑顔に元気をもらった方も多いのではないでしょうか?