予選はF.カリカスロがポールポジションを獲得!
予選はヤマハ勢が独占。フェデリコ・カリカスロ(GRT YAMAHA OFFICIAL WORLDSSP TEAM)がWSS通算4度目のポールポジションを獲得しました。2位には前戦悪夢のノーポイントに終わったルーカス・マヒアス(GRT YAMAHA OFFICIAL WORLDSSP TEAM)が入り、3位には地元マニクールで過去3勝を挙げているジュール・クルーゼル(NRT)が入りました。
日本人ライダーの大久保光(KAWASAKI PUCCETTI RACING)は予選7位を獲得。連続ポイントを目指します。
決勝は地元クルーゼルがマニクール4勝目を挙げる!ファイナルラップでドラマが!
19周で行われる決勝レースはポールのカリカスロが出遅れ、マヒアス、クルーゼル、カリカスロの順で1コーナーへ。
2位にポジションを挙げたクルーゼルが5コーナーのブレーキングでマヒアスをパス、いきなりトップに浮上します。
スポット参戦で予選6位のコランタン・ペロラーリ(GMT94 YAMAHA)がスタートを決め4位まで浮上します。
予選4位でスタートで出遅れたサンドロ・コルテセ(KALLIO RACING)がどんどん順位をあげていき、8周目には2位のマヒアスをパスし2位に浮上。
勢いそのままにコルテセはトップのクルーゼルに何度も5コーナーのブレーキングで仕掛けるも、クロスラインでクルーゼルがトップの座を奪い返します。
レース終盤はクルーゼル、コルテセ、カリカスロ、マヒアスの順でトップ争いを繰り広げますが、ファイナルラップでクルーゼルが後続を引き離します! コルテセは仕掛けられず、4位のマヒアスが3位のカリカスロを13コーナーでパス! その直後抜かれたカリカスロがスリップダウンし転倒!!レースに復帰するも13位でフィニッシュ。ノーポイントに終わり、これでチャンピオン争いから脱落してしまいました。
優勝は今年のブルノ以来の優勝を飾ったクルーゼル!今季4勝目をマークし、ランキングでもコルテセとの差を11に縮めました。
2位にはランキングトップのコルテセ、3位にはカリカスロとのバトルを制したマヒアスが入りました。
日本人ライダーの大久保は決勝9位でフィニッシュ。しっかりポイントを獲得しています。後半戦から調子が上がってきた大久保、残り2戦でさらなる上位でのフィニッシュが期待されます。
決勝結果
クルーゼルはマニクール4勝目をマーク。ホンダ、MVアグスタでも勝利しており、今回はヤマハのマシンでの優勝となりました。前回ノーポイントに終わりましたが、今回の優勝でチャンピオンの可能性が広がったクルーゼル。残り2戦で11ポイント差ということで、手に汗握る展開が最後まで続きそうですね。
次戦は2018年10月14日のアルゼンチン、エル・ビリクムで第11戦が行われます。初開催のコースということで誰にとっても初めてのコース。いち早くコースを攻略し、優勝を決めるのは誰なのでしょうか。そしてチャンピオン争い、最後まで見逃せません!!