D.ベックマンがファイナルラップの逆転劇で今季3勝目!ユベールがチャンピオンに近く。
レース1決勝結果のリバースグリッドで行われるレース2。ポールポジションはジョーイ・モーソン(ARDEN INTERNATIONAL)、2位ジェイク・ヒューズ(ART GRAND PRIX)、3位はシモ・ラークソネン(CAMPOS RACING)となりました。チャンピオン争いを繰り広げているアンソニー・ユベール(ART GRAND PRIXは6位、ニキータ・マゼピン(ART GRAND PRIX)は7位からのスタートです。
決勝スタートはモーソンがトップで1コーナーへ。2コーナーで多くのドライバーがコーフオフする中、ラークソネンが2位に上がり、3位にデビット・ベックマン(TRIDENT)が浮上しました。
2周目の1、2コーナー間のストレートでジュリアーノ・アレジ(TRIDENT)とヒューズが接触!アレジは右リアをパンク、ヒューズはフロントウィングを破損し共にピットへ。その後接触の原因とされたアレジにドライブスルーペナルティーが課されます。
同じく2周目にラークソネンの後ろからユベールが軽く接触し、ラークソンはスピン。こちらは審議になりませんでした。
そのユベールをライバルであるマゼピンがオーバーテイク、4位に上がります。
レース1でも不調だったカラム・アイロット(ART GRAND PRIX)はレース2でも調子が上がらず11周目にピットイン、マシンを調整しレースに復帰しますが、アイロットにとって散々なレースとなりました。
13周目、これまでユベールと息詰まるバトルを展開してきた4位のマゼピンでしたが、ブレーキングをミスしウォールに接触しクラッシュ!チャンピオン争いで痛すぎるリタイア、ノーポイントになりました。
このマゼピンのクラッシュにより残り2周でVSC(バーチャルセーフティー)となり、ファイナルラップでVSCが解除。
これまで巧みなブロックで首位を守ってきたモーソンの後ろにベックマンが急接近。ファイナルラップでベックマンがモーソンをDRSを駆使しトップ浮上!わずかなチャンスをものにしたベックマンが今季3勝目を飾りました。2位にはVSCに泣いたモーソン、3位にリチャード・フェルシュフォー(MP MOTORSPORT)が入り、参戦6戦目で初表彰台を獲得しました。
ユベールはライバルたちがノーポイントの中、4位を獲得。チャンピオンに大きく近づきました。
決勝暫定結果
残りはアブダビでの2レースのみ。ユベールがチャンピオンに王手をかけましたが、レースは最後までわかりません。全てが決まる最終戦アブダビGPをお見逃しなく!