ホンダの最大排気量車として燦然と輝く「GOLDWING」。日本の歴史に大型スポーツツアラーという新しいジャンルを築き、発売開始から40年以上という長い歴史を持つバイクである。
この連載では、アスリートのように鍛え上げられ、力強くシャープな「GOLDWING」の生い立ちから現在までを紹介していく。
前回の記事はこちらから!
![画像: ●水冷4ストロークOHC2バルブ水平対向6気筒●1,833㏄●126PS/5,500rpm●17.3㎏-m/4,500rpm●379㎏(Tour)・365kg●21L●745㎜●130/70R18・200/55R16](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/09/13/b7c07bf9ed71028f1f9ddefe655ae1607da8ff5b_xlarge.jpg)
●水冷4ストロークOHC2バルブ水平対向6気筒●1,833㏄●126PS/5,500rpm●17.3㎏-m/4,500rpm●379㎏(Tour)・365kg●21L●745㎜●130/70R18・200/55R16
6代目 GOLDWING Tour(2018)
17年ぶりのフルモデルチェンジで、若々しく一新された新型ゴールドウイング。プラットフォームも水平対向6気筒エンジンも大刷新されたが、注目は独自に開発したダブルウィッシュボーン式のフロントサスペンションだ。
このサスは衝撃を吸収するクッション機能と転舵を受け持つフォークホルダーを分担させることで、摺動抵抗が減り路面からハンドルに伝わるショックを30%低減。ハンドル操作するフォーク部の慣性マスを40%以上低減し、走行時のハンドリングを軽快にしている。
さらにヒルスタートアシストやクルーズコントロールを搭載し、プリロードやスクリーン調整も電動化。フルカラー7インチ画面のインフォテインメントシステムのほか、量産二輪車初となるアップル・カープレイの導入、スマートキーでラゲッジケースの開閉ができるなどハイテクが満載だ。
中央にオーディオやナビを表示する電子制御フルカラー7インチTFT液晶画面を配置し、その左に速度計、右にタコメーターを指針式で装備。豊富な情報を機能的にレイアウトした。
前席は快適に操縦を楽しめるように、後席はより快適にと双方の空間を分けて長距離ツーリングも疲れ知らずのダブルシート。
![画像: 実際の使い勝手をリサーチし、3泊4日相応の2人分の荷物を収納することを想定したラゲッジケースは合計110Lの容量を確保。開閉はボタンかスマートキーででき、リッドには油圧ダンパーを搭載した。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/09/13/6d88e35b9fe6dd4fcabdc1c4be64d399d08c2ad2_xlarge.jpg)
実際の使い勝手をリサーチし、3泊4日相応の2人分の荷物を収納することを想定したラゲッジケースは合計110Lの容量を確保。開閉はボタンかスマートキーででき、リッドには油圧ダンパーを搭載した。
左右に伸びるセンターエクステンションにより灯面を上下に分け、上側にLEDを左右5個ずつ配置したロービームを、下側にハイとローを兼ねたシグネチャーランプを配したヘッドライト。
![画像: 先代ではコクピット左右に分かれていた操作系を、さらなる機能を盛り込みつつより手の届きやすいセンターコンソールに集約した。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/09/13/c8736b76597a174e015b6b703a0e4201e8032951_xlarge.jpg)
先代ではコクピット左右に分かれていた操作系を、さらなる機能を盛り込みつつより手の届きやすいセンターコンソールに集約した。
GOLDWING
従来は「F6B」としたトップケースレス&ショートスクリーンのバガーカスタムスタイルが、今回から「ゴールドウイング」を名乗る。