予選20番手からの逆転劇!
ポートランド・インターナショナル・レースウェイのレースとしては、CART(Championship Auto Racing Teams)時代以来11年ぶりの開催となった第16戦。ホンダは前戦マディソン(ゲイトウェイ ・モータースポーツ・パーク)で2018年のマニュファクチャラー・タイトル獲得を決めております。
そしてスコット・ディクソンとアレクサンダー・ロッシ・・・2人のホンダユーザーがドライバータイトル争いをしているのはホンダファンとしては嬉しい限りです。しかし、日本の英雄佐藤琢磨が残り2戦の段階でまだシーズン未勝利・・・というのは気がかりなことでした。
ポートランドの予選では、佐藤琢磨は予選20番手と出遅れる苦しい展開でした。しかし、決勝では序盤の多重クラッシュなどでライバルの多くが脱落。105周のレースの約半分、佐藤はついに2位にまで浮上。そして後半72周で首位に立ち、1〜2位のポジション争いを粘り強く戦い、見事今期初優勝を達成! 昨年のインディ500以来の勝利は、佐藤のインディカー通算3勝目でもありました。
表彰台をホンダエンジンが独占!
2位に入ったのは、佐藤と終盤優勝争いを繰り広げたライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポート)。そして3位はセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)が入ったため、ホンダエンジンユーザーが表彰台を独占することになりました!
今シーズンのインディカー最終戦は9月16日決勝のソノマですが、佐藤琢磨にはタイトル争いをしているS.ディクソンやA.ロッシに割って入る活躍・・・キャリア4勝目を期待したいですね!