MORE ROADS TO HARLEY-DAVIDSON・・・の意味
今回ハーレーが新方針を発表した背景には、ユーザーたちの要求の急速な変化に対応しつつ、既存のハーレーファンも満足させるバイク作りが必要・・・という彼らの考えがあります。それは難しい試みでしょうけど、それをしないといけない・・・という危機感がハーレーにはあるのでしょう。
来るべき未来に向け、ハーレーは新たなモジュラーシステムのミドルウェイト・プラットフォームで、500〜1,250ccのマシンを数種類作る・・・とのことです。モジュラーということは基本コンポーネントのいくつかを共用化して、コストダウンを計りながら他モデルを展開・・・ということが想像されます。
その第一弾は、ハーレー初のアドベンチャー・ツーリングとなる「パン アメリカ1250」です! 今までのハーレーにはないユニークなスタイルが目をひきますね! 発売は2020年を予定・・・とのことです。
そのほか1,250ccのカスタムモデル、そして975ccのストリートファイターモデルが、パン アメリカ1250同様に2020年以降にデビューする計画だそうです。また、さらに他のモデルが続々と2022年までリリースされていくことになるそうです!
小型車・・・そして電動バイクも投入!
さらに・・・ハーレーは新たにアジアのメーカーと戦略的な提携関係を結び、250〜500ccのモデルを新興のアジア市場に投入することを計画しているとのことです! 1960年代、ハーレーはイタリアのアエルマッキを参加におさめ小型車のマーケットに挑戦していますが、進境著しい日本メーカーとの競争に敗れ、このイタリアンブランドを手放すことになります。
今度の小型車戦略は勝算あり・・・ということなのでしょうか? そして2019年には、かねてから開発中だったことが公になっていた電動バイク「ライブワイヤー」が市場に投入されることになりそうです!
このライブワイヤーも、他のバリエーションが2022年まで色々投入されることになりそうです。ハーレーファンといえば、古典的なVツインオンリー・・・という趣味嗜好の方が多いでしょうが、2輪という楽しい乗り物を将来に引き継いでいくためには、電動モデルという選択肢の可能性も探らないといけない・・・ハーレー首脳はそんな風に考えているのかもしれません。
来年以降、登場する新世代のハーレーに期待しましょう!