2018年14、15日に行われたWTCR第6戦スロバキア。コース幅がとても広いサーキットですが、3ワイド、4ワイドの激しいバトルで狭く感じてしまうほど面白いレースでした!

レース1はオリオラが自身、クプラに初優勝をプレゼント!

シーズン前半の大量リードもここ数戦の不運により後退していたガブリエル・タルキーニ(BRC Racing Team)が復活のポールポジションを獲得しました。2位にプジョーに初優勝をもたらしたオーレリアン・コンテ(DG Sport Competition)、3位にぺぺ・オリオラ(Team OSCARO by Campos Racing)が入りました。

レースはタルキーニがスタートに失敗、コンテが先頭、2位オリオラ、3位ジャン・カール・ベルネ(Audi Sport Leopardo Lukoil Team)という順番で進んでいきます。

2周目にオリオラがコンテをパス、さらにベルネも2位に上がり、出遅れたタルキーニも3周目に3位に上がります。

5周目にバービッシがストップしSC(セーフティーカー)が出動。これにより9周で行われるレースが12周に変更されました。

7周目にレースはリスタート。これまで上位進出ができなかったアルファロメオでしたがファブリッツオ・ジョバナルディ(Team Mulsanne)が素晴らしい追い上げを見せ5位まで浮上!

オリオラが逃げ切りWTCR初優勝!オリオラが操るクプラ(セアトの高性能ブランド。トヨタでいうとレクサス)にとっても初優勝となりました。2位にはベルネ、3位にタルキーニが入りました。

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レース2はタルキーニが今季4勝目をマークしランキング首位に!

予選2位のタルキーニはポールポジションのノルベルト・ナギー(Zengo Motorsport)をスタートでパスしトップに浮上!7位スタートのポイントリーダー、イヴァン・ミューラー(YMR)がスタートを決め3位につけます。

レースはタルキーニがそのまま逃げ切り優勝、今シーズン4勝目を挙げ、再びランキングトップに浮上しました。4度のWTCC王者であるミューラーの猛攻から見事に守り抜いたナギーが見事2位表彰台を獲得しました。

レース3がもっとも獲得ポイントが多く、大切なレースになるため、レース2では大きな接触や激しいバトルは見られませんでした。

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レース3はミケリスが念願の今シーズン初優勝!表彰台争いがレースのハイライトに。

チームメイトのタルキーニとは対照的にここまで不調だったノルベルト・ミケリス(BRC Racing Team)がポールポジションを獲得。2位にはコンテ、3位はホンダのエース、エスティバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Munnich Motorsport)が入りました。

レースはミケリスが首位を守り抜き1コーナーへ。しかし後方でアクシデント発生。中団にいたタルキーニ、レセンス(Boutsen Ginion Racing)をはじめ多重クラッシュに。ここでSCが入ります。

5周目にリスタートとなり4周目を終えようとしていた矢先、4位につけていたミューラーの左フロントタイヤがいきなり外れリタイア!黄旗が出るもリスタートされ、ミケリスが逃げていきます。

激しいバトルが繰り広げられたのは終盤の3位争い。アクシデントの影響もあってポジションを上げていたテッド・ビョーク(YMR)が3位のフレデリック・バービッシュ(Audi Sport Team Comtoyou)を猛追。真後ろからプレッシャーを与えますがバービッシュが守ります。ファイナルラップ直前の13コーナーでようやくバービッシュをパスしたビョークでしたが、ファイナルラップの1コーナーでバービッシュが再び前!

優勝はミケリス、今シーズン初優勝。2位はコンテ、そして3位は2台が横並びでコントロールラインへ!僅差でバービッシュが逃げ切り3位表彰台を獲得しました!

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スロバキア終了時のポイントランキング

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夏休みを挟みいよいよアジアラウンドに突入!次戦は9月28日から30日に中国の寧波国際サーキットで行われます。そして中国の連戦が終われば日本、鈴鹿にやってきます!鈴鹿前の中国連戦も見逃せません!

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