強い! J.レイがレース1、2でライバルを退ける!
土曜日のスーパーポールは僚友でスーパーポール最多保持記録を持つトム・サイクスが制しましたが、同日のレース1ではJ.レイが見事ホールショットを獲得。サイクス、ユージン・ラバティ(アプリリア)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)がレイを追いますが、彼らのなかで抜きつ抜かれつはあるものの、レイは独走でチェッカーを受けました!
レース2は、SBK独特のレース1の成績に応じた1〜9位のリバースグリッド制でスタートしましたが、レース1優勝で9番グリッドのレイはいつもならスイスイと前に行くことが多いですが、今回はかなり前に出るのに周回を費やすことになります。
ホールショットを決めたドゥカティのシャビ・フォレスは1〜2周目まで首位をキープしますが、3周目からは今年の鈴鹿8耐にもヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームから参加するマイケル・ファン・デル・マークが浮上! やがてレイはライバルたちを抜いて2位につけ、逃げるファン・デル・マークを追走します!
しばらくレイはファン・デル・マークの後方でチャンスをうかがいますが、終盤の19周でついにパス! そのまま順位を守り抜き、レイが21周のレースを勝ちきりました!
鈴鹿8耐での、SBKライダーの走りに注目しましょう!
絶対王者と呼ばれるだけの強さを誇るJ.レイは、鈴鹿8耐ではチームグリーンの渡辺一馬とレオン・ハスラムと組んで、カワサキZX-10RRを走らせます。一方、今期SBKで好調のM.ファン・デル・マークは、昨年の鈴鹿8耐同様にSBKのチームメイトであるアレックス・ローズと、全日本JSB1000のエースである中須賀克行と組んで、同一チームメンバーでの鈴鹿8耐2連覇、そしてヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの4連覇に挑戦します!
一方、高橋巧と中上貴晶と組んでHRC・・・「Red Bull Honda with 日本郵便」から今年の鈴鹿8耐に参戦するレオン・キャミアはレース1は9位でレース2は10位と、依然SBK仕様のホンダCBR1000RRの戦闘力不足に苦戦を強いられているようです・・・。
9月のポルトガルまでSBKは夏休みですが、トップSBKライダーが参加する鈴鹿8耐でJ.レイ、M.ファン・デル・マーク、A.ローズ、そしてL.キャミアがどんな走りを披露するのか・・・? 日本のレースファンで良かったなぁ・・・と思います! 7月29日決勝の鈴鹿8耐に注目しましょう!
SBK第9戦リミニ レース1 決勝
1 J.レイ Kawasaki GBR 33'31.846
2 C.デイビス Ducati GBR 00’02.791
3 E.ラバティ Aprilia GBR 00’03.700
4 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 00'04.921
5 T.サイクス Kawasaki GBR 00'06.713
6 X.フォレス Ducati ESP 00'11.065
SBK第9戦リミニ レース2 決勝
1 J.レイ Kawasaki GBR 33'34.637
2 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 00'00.334
3 M.メランドリ Ducati ITA 00'00.595
4 C.デイビス Ducati GBR 00'02.382
5 T.サイクス Kawasaki GBR 00'04.535
6 A.ローズ Yamaha GBR 00'06.559
SBKランキング ※7月8日現在
1 J.レイ Kawasaki 370
2 C.デイビス Ducati 278
3 M.ファン・デル・マーク Yamaha 248
4 T.サイクス Kawasaki 218
5 M.メランドリ Ducati 193
6 A.ローズ Yamaha 193