遊びの天才、ホンダの原付50ccレジャーバイク「モンキー」が2017年生産終了となりました。しかし2018年、モンキーが125ccとなって復活!この連載ではそんなモンキーの歴代車を1から振り返っていきます。
初代モンキーがモチーフの30周年記念モデル
1967年の初代モンキーZ50Mの発売から30年を経た1997年に登場した、モンキー30周年記念モデル。エンジンや車体といったメカニズムはスタンダードモデルと基本的に共通のもの。
しかし記念モデルにふさわしく、ホワイトのタンクに赤く塗られたフレームやフロントフォーク、ヘッドライトケース、サイドカバー、そしてチェック柄の座面のシート、レトロ調デザインのウイングマークの立体タンクバッジなどで、初代Z50Mのシックで可愛らしい雰囲気を巧みに再現したスタイリングだ。
さらにサイドカバーには30周年記念エンブレム、クロームメッキを施したトップブリッジ、エキゾーストパイプ、前・後ホイールを装着し、高級感を感じさせる。
赤×黒の鮮烈な組み合わせ40周年を記念した特別モデル
モンキーの誕生40周年を記念するモデルとして、2006年12月に期間限定受注モデルとしてデビュー。1997年の30周年記念モデルと同じく、1967年の初代モンキーZ50Mをモチーフとしているが、30周年の白ベースだったカラーリングが、今回は黒ベースというのが大きな違い。
高級感のあるグラファイトブラックに塗られたタンクに、フレームやスイングアーム、ホイールはモンツァレッドという、赤×黒の鮮烈な組み合わせが印象的。シート座面にZ50Mの特徴であるチェック柄が採用されているのは30周年記念モデルと同様だ。
40周年記念ロゴをタンク上面とサイドカバー、キーヘッドにそれぞれあしらい、ヘッドライトケース、マフラーガード、チェーンケース、タンクエンブレムはメッキ仕上げ。
モンキー誕生から半世紀を記念!
Z50M風のアニバーサリーモデル
モンキー誕生50周年を記念したアニバーサリーモデルが2017年に登場。30周年記念、40周年記念と同じく初代モンキーZ50Mをモチーフにしたスタイリングとされれいるが、2009年のモデルチェンジした現行モンキーとしては初の周年記念モデルであるため、その仕上がりイメージはやや異なる。
燃料タンク側面やサイドカバーはホワイト、フレームやフロントフォーク、ヘッドライトケースや燃料タンク上面のストライプはレッドというカラーリングに、Z50M風のおしゃれなチェック柄シートを採用。また燃料タンク側面に復刻デザインのウイングマークバッジ、上面には記念ステッカーを配置。サイドカバーには50周年記念エンブレム、シート後部に50周年記念ロゴ、キーに50周年記念マークが入っている。
半世紀に渡る歴史の最後を飾る、500台限定のファイナルモデル
2017年3月の東京モーターサイクルショーで、モンキーの生産終了が発表されたのと同時に公開されたモンキー発売50周年を記念した500台限定のスペシャルモデル。
前後フェンダーや燃料タンク、ヘッドライトケース、サイドカバーに美しいクロームメッキを採用することで、スペシャルモデルらしい上質さを表現しながら、足まわりをブラックアウト、モノトーン仕様のチェック柄シートとすることでシックな雰囲気も感じさせる仕上がり。タンクバッジやサイドカバーの立体エンブレム、各部の記念ロゴも特別な1台であることをアピール。