毎年、趣向を凝らした仕掛けで"コカ・コーラ 鈴鹿8耐"を盛り上げてくれるチームが、加賀山 就臣率いる「Team KAGAYAMA」です。今年は一体どのような仕掛けを・・・と多くの8耐ファンが期待していましたが、なんと総監督にレジェンドライダーのケビン・シュワンツを招聘しました。

2013年から、鈴鹿8耐を盛り上げるTeam KAGAYAMA!!!

ユッキーの愛称で親しまれているベテランライダー、加賀山 就臣(ユキオ)が主宰するTeam KAGAYAMAは、2011年に自身を育ててくれた「全日本」を盛り上げるために作られた、"漢気"あふれるチームです。

2011年より主戦場として選んだのが「全日本ロードレース選手権シリーズ」でした。自身をライダーとして、人として育ててくれたこのレースに為に、自分に出来る事、また自分にしか出来ない事は何かと考え「自らのチーム設立」の結論に至りました。
海外で培った経験やノウハウを基にチーム運営を行い、観客を魅了する事を常に考え、企画し行動で示す事によって、日本レース界の現状に一石を投じ、いずれは業界全体の発展に繋がるとも考えました。また同時に、自身がレーサーとして出来る事は何かと考え、このモータースポーツを通じ「夢を持つ事」「人に夢を与える事」「ひとつの物事を続けていく事」「多くの人に感動を与え続けていく事」という4つの大切な事を伝えていく為に、良いレースを行う事だと思いました。

2013年からは、Team KAGAYAMAでの鈴鹿8耐参戦を開始。その年はスズキのレジェンドであるケビン・シュワンツ、SBK(世界スーパーバイク選手権)で日本人最多の43勝をあげ世界的な人気を誇る芳賀紀行をパートナーに起用! 見事、3位表彰台を獲得しました。

画像: GP時代の最大最強ライバルでかけがえのない友人であるウェイン・レイニーのデザインのヘルメットで、2013年の鈴鹿8耐を戦ったK.シュワンツ。この年のTeam KAGAYAMAの試みは、世界を驚かせました! www.asphaltandrubber.com

GP時代の最大最強ライバルでかけがえのない友人であるウェイン・レイニーのデザインのヘルメットで、2013年の鈴鹿8耐を戦ったK.シュワンツ。この年のTeam KAGAYAMAの試みは、世界を驚かせました!

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2014年は加賀山と芳賀に加え、スイス人Moto2ライダーのドミニク・エガーターを招聘し、前年に続き3位に入賞しました。エガーターはその後、F.C.C. TSRのライダーとして鈴鹿8耐で活躍するようになったことは、多くの鈴鹿8耐ファンの知るところです。

2015年は加賀山&芳賀、そしてホンダで3度BSB(英国スーパーバイク選手権)王者に輝いた清成龍一を起用し多くのファンを驚かせました。そして、3年連続となる3位表彰台を獲得したことは、トップ・プライベーターとしてのTeam KAYAGAYAの地力を世に認識させることになります。

久々の表彰台・・・そして"頂点"を目指す!

2016年は、加賀山と清成に加え、同年J-GP2クラスチャンピオンに輝くことになる浦本 修充を起用して6位入賞。そして昨2017年の第40回大会は、今年からテック3でMotoGPを走るマレーシア人ライダーのハフィス・シャーリンを起用。加賀山と浦本とともに奮闘しましたが、電気系統のトラブルで17位という結果に終わりました。

画像: Team KAGAYAMAのスズキGSX-R1000 L8。ブリヂストンの支配が続く全日本・鈴鹿8耐ですが、Team KAGAYAMAはダンロップユーザーのトップチームとして毎年奮闘を見せています。 team-kagayama.com

Team KAGAYAMAのスズキGSX-R1000 L8。ブリヂストンの支配が続く全日本・鈴鹿8耐ですが、Team KAGAYAMAはダンロップユーザーのトップチームとして毎年奮闘を見せています。

team-kagayama.com

2015年以来の鈴鹿8耐の表彰台・・・そして初の頂点を目指す今年は、かつて2013年にTeam KAGAYAMAのライダーとして走ったケビン・シュワンツを総監督に起用。ライダーは加賀山、浦本、そしてMoto2を戦うアメリカ人ライダーのジョー・ロバーツを採用しています。日本とアメリカの結びつきで生まれたチーム・・・ということで、コンセプトが「U.S.A」ということなんですね!

チーム代表:加賀山 就臣コメント
「Team KAGAYAMA、今年のテーマは『U.S.A.』です。2013年にライダーとして共に戦い表彰台を獲得したケビンと、今年は監督として参戦します。ライダーには、8耐初参戦になりますがモト2からアメリカのジョーが加わります。ケビン監督には、ジョーへの8耐アドバイスやチームへの戦略に入ってもらい、彼の経験値を鈴鹿8耐で存分に活かさせて頂きます。
チームとしては、2年連続トラブルで順位を落し表彰台を逃すレースをしてしまいましたが、今年こそチーム皆で表彰台に戻りたいと思います。新たなU.S.A.企画に参加したくれた、ケビンとジョーに感謝し、チームスポンサーやファンの方々に喜んでもらえるよう、スズキGSX-R1000に乗り、全力で戦って行きます。今年も応援よろしくお願いします。」

ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの3連覇や、今年のTeam HRC復活などで、近年の鈴鹿8耐は人気が盛り返している観が強いですが、鈴鹿8耐人気が低迷していた2013年ころから全日本同様に鈴鹿8耐を盛り上げるべく、プライベーターながら企画段階から本戦まで大活躍していたTeam KAGAYAMAの貢献には、特筆すべきものがあると個人的には思います。今年も、Team KAGAYAMAの奮闘に期待したいです!

・・・ところで、今年のテーマは「U.S.A.」ということなんですが・・・ぜひとも予選10位までの順位を1発勝負のタイムアタックで決める決勝前日に「トップ10トライアル」にTeam KAGAYAMAが進出したときは、タイムアタック時に場内に流すBGMとして選ぶ曲はDA PUMPの「U.S.A.」にしてほしいですね!(笑)

画像: DA PUMP / U.S.A. youtu.be

DA PUMP / U.S.A.

youtu.be

1990年代初期のユーロビートのカバー・・・という意表をついたセレクトが、「ダサかっこいい」とワカモノにもウケて、DA PUMPが再ブレイクしたのは記憶に新しいところです。ノリノリの曲調なので、トップ10トライアルのBGMにもぴったりと思うのですが・・・。過去に加賀山は「お猿のかごや」をBGMに選び、鈴鹿サーキットの観衆を大いにビックリさせた実績? もあるので、乞うご期待です!

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