世界最高峰のリアル・ロードレーシング(公道レース)として知られるマン島TT(ツーリスト・トロフィー)がいよいよ開幕しました。現在は各クラスの練習走行が行われていますが、最も注目度の高いスーパーバイククラスでは、ディーン・ハリソンがTTコース1周17分切りを成し遂げた2人目の男となり、多くのTTファンを驚かせました!
非公式ながらM.ダンロップのスタンディングスタートのラップレコードを更新!
ハリソンの偉業は、現地時間29日(火)の2ndプラクティスで達成されました。シルコリン・カワサキのライダーとして参戦するハリソンは、練習走行の2周目にマン島TTコースを平均時速133.462マイル(約214.78km/h)で駆け抜け、現在最強のTTライダーのひとりと目されるマイケル・ダンロップに次いでTTコースを17分以内で周回した2人目の男になりました。
さらにハリソンは、スタンディングスタートの1周目に平均時速133.140マイル(約214.26km/h)を記録し、非公式ながらM.ダンロップの記録を更新。今年のTTをTyco BMWのメンバーとして戦うM.ダンロップは練習走行初日と2日目ともにハリソンに注ぐ2位のタイムを叩き出していますが、どうも今年のスーパーバイクおよびセニアTTは、この2人の争いとなりそうな予感がします・・・。
昨年までの主役のひとり・・・I.ハッチンソン(ホンダ)は調子上がらず・・・
昨年までM.ダンロップと激しく争っていたイアン・ハッチンソンは今年ホンダレーシングからエントリーしていますが、初日8位、2日目15位とペースが上がっていません・・・。近年のTTで最強マシンの呼び声高いBMW S1000RRから、ホンダCBR1000RRへ乗り換えたハッチンソンですが、今後の走りがどうなるか気になります。
天候不順などなければ現地時間6月2日(土)から6月8日(金)の間、各クラスの決勝がはじまります。今年のTTではどのようなドラマがあるのか・・・楽しみですね!
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