今回はバイク選びのお話。ホンダの乗りやすいバイク車種をベテランライダーに聞いてみましょう!

この連載は、ホンダという会社や製品等の色々な一面を発見して、少しずつ(A Little♡)ホンダ(Honda)のことを知ってもらうコーナーです。
バイク・クルマ知識にド素人のわたくし(Akiko)が、ホンダに関する知りたいと思った些細な情報を二輪業界、四輪業界のスペシャリストをお迎えし、ホンダの歴史やカルチャー、テクノロジーのことなどを教えていただきます。

初心者にオススメの、ホンダのバイク車種(中型)が知りたい!

このサイトになにかしらの経緯で飛んできてくれた方、そしてこのホンダ知識入門編コーナー【教えて?ホンダ】を読んでくれている方は、少なくともホンダのバイクのことをあんまりよくわからないけどちょっと気になる、と思っていただいている(と願いたい笑)ので、第4回ではホンダのバイク選びについて探っていきたいと思います。

ちなみにわたしがはじめてホンダのバイクに乗ったのは、3年前に教習所で普通自動二輪免許(*)をとりに行った時に乗った「HONDA CB400SF」でした。

--*普通自動二輪免許とは、排気量が50cc超400cc以下の二輪自動車を運転できる免許のこと。なお、50cc超125cc以下の普通自動二輪車は普通自動二輪免許(小型限定)でも運転可能です。--

画像: 教習所にて:人生初の「引き起こし」!

教習所にて:人生初の「引き起こし」!

当時は400ccってとても大きいと感じ、本当に免許取得できるか不安だった印象でしたが、今思えば安定感があったなぁとも思います。また、400ccで慣れた後に乗る250ccがすごく軽く感じました(笑)。そんなCBは、わたしにとってはライダーになるための“修行バイク”で、ホンダとの出会い=バイク人生のはじまりでもあるのです。

これからバイクと触れ合う方・ご興味を持たれている方の、そんなバイクとの出会いのお手伝いが少しでもできれば嬉しく思います。

さて、余談はこのあたりにしまして、今回の本題に参りましょう。これまで乗ったバイクの数は数知れず。サーキットでもなんなくと乗りこなす宮崎大先生に、初心者におすすめのホンダバイクを聞いてみました!

宮崎さん。これまで乗ったホンダのバイクの中で扱いやすかったものや、はじめてバイクに乗る若者におすすめのバイクを教えていただけませんか?

死語にならない「チューメン」=中型免許の浸透度はゴイスー

宮崎です。ではAkiko記者から受けて、私も余談を少しだけ。ちなみに私が最初にチューメン取ったのは今から32年前・・・初めて買った自動二輪は中古のホンダCBX400Fでした・・・(遠い目)。

私(宮﨑)が最初に所有した自動二輪は、この1981年型ホンダCBX400Fの中古車でした。公務員のオジサンが前オーナーの程度極上車でしたが、諸経費込みで20数万円の価格でした・・・。今はプレミアがついて、その10倍以上のオネダンが中古市場でつくのもフツーって感じですが・・・恐ろしい世の中? です(笑)。

ja.wikipedia.org

チューメン=「自動二輪免許(中型限定)」というものが存在したのは1970年代半少しだけ90年代半ばまでの約20年間でしたが、この言葉の浸透度ってスゴイな・・・と思ったりします。言葉を大事にすべきメディアの人間の多くが、未だ「中免」「中型免許」という言葉をフツーに使っていますが、受け手側も実のところ「普通自動二輪免許」よりもそっちの名称の方がピンと来る方が多いのではないかと思います。

各都道府県の試験場で超難しい実技試験をクリアしないと、「限定解除」して大型自動二輪に乗れなかった1996年以前の時代、国内二輪市場の自動二輪クラス市場の主役は「400cc」の中免所有者向けのモデルたちでした。400ccモデルが人気を集めた1970年代半ば〜1990年代半ばの記憶が、今もチューメンという言葉を生かし続けているのかもしれませんね。

本題に入ります。今、普通自動二輪免許で乗れるホンダ車は35機種!

さて、Akiko記者の質問ですが、まず普通自動二輪免許で乗れるホンダ車って何機種あると思いますか? 小見出しで答えを書いているので白々しいですが(苦笑)、ホンダのウェブサイトによると、2018年8月31日時点で35機種になります。

画像: ホンダのウェブサイトの「ラインアップ」では、免許別に運転できるモデルを一覧表示することができます。価格のほか、燃費とシート高がカンタンに比較できるので、バイク選びをする人にはとても親切な作りですね。また人気順、定地燃費順、価格順、足つき順でソートできるのも、ありがたい仕様と思いました。 www.honda.co.jp

ホンダのウェブサイトの「ラインアップ」では、免許別に運転できるモデルを一覧表示することができます。価格のほか、燃費とシート高がカンタンに比較できるので、バイク選びをする人にはとても親切な作りですね。また人気順、定地燃費順、価格順、足つき順でソートできるのも、ありがたい仕様と思いました。

www.honda.co.jp

なお、こちらは50cc超400cc以下の普通自動二輪車だけでなく、50cc以下の原付を含む数字ではあります。そこから125cc以下のモデルを除くと、250cc超400cc以下のモデル(自動二輪)は4機種、125cc超250cc以下のモデル(軽二輪)は8機種となります。最近は普通自動二輪免許を取らず、イキナリ大型自動二輪免許を教習所で取得し、イキナリ大型自動二輪を購入する人も多いこともあって、各社400ccクラスのラインアップがちょっと寂しくなっているのが実情ですね・・・。

さて質問の趣旨は自動二輪と軽二輪対象・・・ですから、これら12機種の中からオススメを選ぶことにしましょう。

400ccでは・・・新型が今年登場したCB400SFが良いですね・・・。クラス唯一のDOHC4気筒エンジンは、2バルブ、4バルブを切り替える制御システム「HYPER VTEC Revo」に磨きがかかり、特に低中速域の2バルブ時のエンジンフィーリングがとても良いです。

CB400 SUPER FOURは、400ccの人気ロングセラーモデル。写真のパールサンビームホワイトは847,800円(税込)ですが、ソリッドカラーのグリントウェーブブルーメタリックとグラファイトブラックは、それぞれ815,400円(税込)とお安くなっております。 ←セールスマン口調?

www.honda.co.jp

スチールフレームの剛性バランス、前後サスペンションの仕上がりも良く、ハンドリングはニュートラルで万人を唸らせる素直さ。全日本ロードレース&鈴鹿8耐優勝歴ありの某ライダーをして、これがあれば大型車はいらない・・・とまで言わしめた完成度の高さが魅力です。

シート高は755mmと400ccクラスとしては低い部類なのも、初心者には高ポイントではないでしょうか? Akiko記者は教習所時代“修行バイク”とCB400SFを称していたそうですけど(笑)、当時のモデルとは別物! と言えるほどレベルアップした最新のCB400SFをぜひ試して欲しいです。

画像: "R"の名に恥じないスポーティな走りが楽しいCBR400R。写真のグランプリレッドのほか、パールグレアホワイトとグラファイトブラックのカラーリングを用意。価格はいずれも783,000円(税込)です。 www.honda.co.jp

"R"の名に恥じないスポーティな走りが楽しいCBR400R。写真のグランプリレッドのほか、パールグレアホワイトとグラファイトブラックのカラーリングを用意。価格はいずれも783,000円(税込)です。

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具体的にはコチラでもご紹介しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。

もう1台・・・オススメするなら、2気筒スポーツモデルのCBR400Rですかね?

フルフェアリングのスポーツモデルですが、そのライディングポジションは街乗りやツーリングも苦にならない余裕のあるもの。スチールフレームは適度な「しなり」を計算して設計され、ロードホールディング性に優れた軽快なハンドリングを楽しめます。

水冷並列2気筒DOHC4バルブエンジンは、低中速域ではトルクフルさを、高回転では吹け上がりの良さを楽しめるキャラクター。180度クランクの不等間隔爆発の心地よいパルス感は、往年の名車CB72/77 タイプ1の味わいを彷彿させます(←オジサン or 旧車ヲタ的感想?)。シリンダー背面にはバランサーシャフトを備えるので不快な振動はなく、扱いやすさも光るエンジンです。

250ccのオススメは・・・いい意味で悩ましいです・・・?

250ccのホンダ車のラインアップは、スーパースポーツ、ネイキッド、デュアルパーパス、そしてスクーターと種類が豊富で、どれを選ぶか悩んじゃいますね・・・?

ただガチなビギナーや非力な女性ユーザーでも100%オススメできる・・・という視線で選ぶと、昨年デビューしたレブル250一択になるかな? オネダンもお手頃、シート高は690mmと低くて足つき性の良さはバッチリ。燃費が非常に良いのも嬉しいモデルです。

レブル250はマットアーマードシルバーメタリック、レモンアイスイエロー(写真)、グラファイトブラックの3色をラインアップ。価格はいずれも537,840円(税込)です。

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水冷単気筒DOHC4バルブエンジンは、低速域でシングルらしい鼓動を楽しみながらゆっくり走るもよし、高回転域を使ってキビキビとスポーティに走るのもよし、というバランスの良さが魅力です。

画像: ストリートファイターのスタイリングを持ち、同シリーズのCB125Rと車体の多くを共用設計しているCB250R。価格は503,280円(税込)で、写真のブラックのほかキャンディークロモスフィアレッド、マットクリプトンシルバーメタリックの2色が用意されています。 www.honda.co.jp

ストリートファイターのスタイリングを持ち、同シリーズのCB125Rと車体の多くを共用設計しているCB250R。価格は503,280円(税込)で、写真のブラックのほかキャンディークロモスフィアレッド、マットクリプトンシルバーメタリックの2色が用意されています。

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こちらも詳細は下記からご確認くださいませ。

あとCB150RとCB1000Rは乗ったけど・・・まだ乗っていないCB250Rも良さげですね! 乗っていないモデルをオススメするのもなんですが(苦笑)、車体の多くを共用するCB125Rの走り・・・前後タイヤのグリップ感が乗り手に伝わりやすく、思いのままに操れる感覚の楽しさからすると、その250ccバージョンの出来もきっと期待できると思います。価格も税込で50万円ちょっと、とお買い求めしやすい設定になっているところに企業努力を感じました。

本サイトで「ホンダのバイク車両全部乗る!」みたいなパワフル企画に挑戦中のキタオカ記者も面白いって言ってました。(下記)

あなた好みの1台を探す楽しみを満喫してください!

・・・と上記の4台をオススメとして選びましたが、ホンネ? を言うとバイク選びは「欲しいバイクを買え!」に尽きると思います(苦笑)。長年2輪関係の仕事しているので、ビギナーの方に限らずいろいろな方に「オススメは?」と聞かれますが、最後にはいつも「好きなバイク選ぶのが一番良いですよ」と付け足してお答えしてます。

もちろん質問されたときは、誠心誠意その方のことを想ってアドバイスしますけど・・・バイクに乗ることは楽しみであると同時に、バイクにまつわるあらゆるリスクを引き受けることになります・・・。どうせリスクを背負うなら後悔することがないように好きなコトをトコトン追求すべき・・・と私は思います。そしてバイク選びも、その追求すべき好きなコトの最初のひとつです。

バイクを購入したい気分のときに、バイクカタログなどを見るのは実に楽しいですよね! 能動的に好きな1台を選ぶ・・・人のアドバイスは判断材料のひとつとして咀嚼(そしゃく)した上で、あなたのお気に入りのホンダ車を探してください!

もっとホンダのこと知りたい?こちらをチェック。

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