SBK(世界スーパーバイク選手権)第5戦は週末の土日、イタリア(イモラ)で開催されました。SBK絶対王者として君臨するレイは、このイモラの地でも他を圧倒するパフォーマンスを披露し、新たな大記録を打ち立てています!

スーパーポール、レース1、レース2のすべてを完全制覇!

今期のSBKは過去の成績に応じて回転数上限を設定するという「ハンデ」が導入されているのは周知のとおりですが、この男・・・J.レイにはカンケーねぇ!というカンジです。

土曜日のスーパーポールを制覇したレイは、同日のレース1では一度も首位を譲ることなく完勝! 翌日のレース2では、ドゥカティのエース、チャズ・デイビスとバトルを繰り広げ地元ファンをわかせますが、最後はレイが首位に立ってゴールという結末・・・でした。

画像: レース2のJ.レイ(カワサキ)とC.デイビス(ドゥカティ)のバトル! www.worldsbk.com

レース2のJ.レイ(カワサキ)とC.デイビス(ドゥカティ)のバトル! 

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記録更新は次戦5月25〜27日のU.K.ラウンド?

この週末の2つの勝利で、レイは"キング・カール"ことカール・フォガティの持つSBKの最多勝記録(59勝)に並びました。1994、1995、1998、そして1999年とドゥカティに乗り4度SBK王者となったフォガティの記録は、この調子ですと次のU.K.ラウンド(ドニントン・パーク)でレイに更新されることになりそうですね・・・。

画像: レース2の表彰台。左から2位のC.デイビス、優勝のJ.レイ、そして3位のトム・サイクス(カワサキ)。厳しい回転数制限を受けても、やっぱりこの2大ファクトリーが今年も強いです・・・。 www.worldsbk.com

レース2の表彰台。左から2位のC.デイビス、優勝のJ.レイ、そして3位のトム・サイクス(カワサキ)。厳しい回転数制限を受けても、やっぱりこの2大ファクトリーが今年も強いです・・・。

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なおBSB(英国スーパーバイク選手権)オウルトンではレオン・ハスラムがダブルウィン! SBKイタリアではレイがダブルウィン、そして全日本JSB1000(オートポリス)では渡辺一馬がカワサキ11年ぶりのJSB1000勝利・・・と、今年のコカ・コーラ 鈴鹿8耐でチームグリーンのメンバーとなる3人がこの5月に大活躍したことになります。

7月末の鈴鹿8耐決勝まで、チームグリーン勢がどんな活躍をするか・・・その辺も注目ですね!

SBK イタリア レース1 リザルト
1 J.レイ Kawasaki GBR 33'58.989
2 T.サイクス Kawasaki GBR 00'03.755
3 M.メランドリ Ducati ITA 00'06.906
4 C.デイビス Ducati GBR 00’08.191
5 X.フォレス Ducati ESP 00'15.550
6 M.V.D.マーク Yamaha NED 00'19.339

SBK イタリア レース2 リザルト
1 J.レイ Kawasaki GBR 34'03.420
2 C.デイビス Ducati GBR 00’04.019
3 T.サイクス Kawasaki GBR 00'09.530
4 X.フォレス Ducati ESP 00'14.159
5 J.トーレス MV Agusta ESP 00'15.479
6 A.ローズ Yamaha GBR 00'16.162

SBK ランキング ※第5戦終了時点
1 J.レイ Kawasaki 209
2 C.デイビス Ducati 162
3 T.サイクス Kawasaki 137
4 M.メランドリ Ducati 131
5 X.フォレス Ducati 124
6 M.V.D.マーク Yamaha 113

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