自由の象徴としてのハーレーと、限りない未来を持ちながらも不自由な日々に不満を持つ彼女たちの組み合わせを描くことで、新しい青春映画を生み出そうとする、不器用な若者たちの挑戦。ロレンスとしてもほってはおけないので、ここで思い切り紹介しよう。
群馬を舞台に、ハーレーを題材にした青春映画「セブンティーン モータース」制作プロジェクトがキックオフ
映画のタイトルは『セブンティーン モータース』。その名の通り、高校2年生、17歳の少女たちと、ハーレー・ダビッドソンを題材とした物語だ。
【Story】
高校2年生のくるみ、日向子、さやか、まどか。 4人は部活も違えば、趣味も違う、ただ一緒いる事が居心地良く、毎日をなんとなく過ごしていた。 ある日、くるみは家の離れにあるガレージを自分の部屋にする事になり、そこで 父親の残した錆びついたハーレーが置いてある事を知る。ハーレーが邪魔で仕方ないくるみは、SNS で貰い手を探す。そして、一通のメッセージがくるみの元に届く。『投稿されていたバイク、ぜひ弊社の番組で使用させて貰えませんか?』
引き取って貰うにはハーレーを修理しなくてはいけない。
くるみは3人に相談し、軽い気持ちでバイク修理を始めるが、母親の猛反対にあい、計画がストップしてしまう...。 秘密を抱えながら、くるみ達のハーレー修理の日々が、こうしてスタートした。
制作にあたっているのは、新進映画監督の伊藤拓也さんと、プロデューサーの中村圭佑さん。そしてキャスティング兼俳優部のつるにしこうきさんの3人。
彼らはヒロインのくるみをはじめとする女子高生4人組が、いまは亡きくるみの父親が遺した一台のハーレー・ダビッドソンを修理する、というシンプルなプロットの映画化を実現するべく、2017年の夏から奔走していた。
そしていま、群馬県を舞台とすること、そしてメインキャストであるくるみ役として、2011年に結成された、激しく攻撃的なダンスや楽曲で知られるアイドルグループ アップアップガールズ(仮)のメンバーである新井愛瞳(あらいまなみ)の起用を決定。ついに、本格的にプロジェクトを始動したのだ。
ヒロインの新井愛瞳さんのTwitterでもすでに紹介されている『セブンディーン モータース』
群馬県を舞台としたハーレーx女子高生という異色の組み合わせの映画化に、続々と集った協力者たち
中村P、伊藤監督らの試みが軌道に乗り始めたのは、群馬県を舞台にしたことで、同地のバイク文化を作り上げてきた男たちの応援を取り付けることに成功したためだと言える。
まずは、群馬のハーレー・カスタムシーンを引っ張るロデオモーターサイクルの代表 清水智史氏。
「群馬は昔からバイク乗りが多い」と語る清水氏にとって、ハーレーを題材に、群馬を舞台とした映画作品を撮りたいという伊藤監督らのアイデアを応援しない理由はなかったらしい。企画が走り出した当初から伊藤監督らの相談相手として、常にプロジェクトを支えてくれたという。
さらに、清水代表から紹介されたという、バイク乗り特にハーレー乗りにはたまらないインディアンジュエリーを作り続け、映画「HiGH&LOW」への協力経験があるという、old coin company spiritus の代表、荻原慎 太郎氏もまた快くプロジェクトへの協力を引き受けてくれたという。
さらに、映画「64」「ミックス」のロケ地やエキストラ集めを担当したという高崎フィルムコミッション運営の山藤堅志氏もまた、本プロジェクトが地域活性化につながることを信じて、協力を申し出てくれたという。
キャスティングを務めるつるにしさんよりメッセージ
キャスティングおよび自身も出演をする俳優のつるにしこうきさんは以下のようにコメントしている。
この映画は、女子高生がバイク修理を通し成長し続けていく青春映画です。普段の自分も生意気で未熟者 なので一緒に成長できればと思っています。(つるにしこうき)
中村プロデューサーよりのメッセージと協賛のお願い
バイク乗りの魂が今も宿り、バイクに対しての考え方が変わりつつある群馬県だからこそ、今回の映画を撮る意味合いがあると感じています。
映画『セブンティーン モータース』は、 主人公の女子高生たちと同じように青春を生きてる人も、青春を過ごした人も、誰もが同じ時間を共有できる作品になると確信しています。
この先の群馬に残る作品を皆さんと作りあげたいと思っております。 宜しくお願い致します。
プロデューサー 中村圭佑(群馬県高崎市出身)
協賛のお願い
本プロジェクトでは、映画制作費の一部として250万円の出資を募っているとのことだ。
興味のある方は、ぜひ以下の内容に基づいて中村プロデューサーに申し出てもらいたい。