今年のSBK(世界スーパーバイク選手権)開幕戦、オーストラリア(フィリップアイランド)のレース2が現地時間15日(日)に行われました! 土曜日のレース1はマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が制覇しましたが、レース2では絶対王者ジョナサン・レイ(カワサキ)の反撃はあったのでしょうか?

予告どおり「フラッグ・トゥ・フラッグ」で行われたレース2

昨年から導入された「リバースグリッド」でレース2はスタート。ホールショットを獲ったのはレイでしたが、序盤にリードを奪ったのはアプリリアのユージン・ラバティでした。しかし、3周目にラバティは転倒で後退してしまいました・・・。

そして、ピレリが持ち込んだタイヤが今回のフィリップアイランドのドライコンディションにマッチしない・・・という理由から、レース2で採用されることになった「フラッグ・トゥ・フラッグ」が実施されます。12周まで・・・というピットイン義務付けにより、各ライダーのタイヤ交換後に首位に立ったのは、レース1でも好調だったドゥカティのシャビ・フォレスでした。

しかし、13〜19周目まで首位を保ったフォレスをレイがパス! しかし最終周でメランドリがレイを抜いて、0.021秒という僅差でレース1に続き2連勝をマークしました!

J.レイ+カワサキZX-10RR(左)に、僅差で勝ったM.メランドリ+ドゥカティパニガーレR(右)。

www.worldsbk.com

世界ロードレースGP(MotoGP)時代も、この地では125cc (1999年・ホンダ)、250cc (2002年・アプリリア)、そしてMotoGP (2006年・ホンダ)で勝利しているメランドリですが、オーストラリアラウンドのダブルウィンによって、2012年のマックス・ビアッジ(アプリリア)以来となるイタリアンライダーのSBKポイントリーダーの座を守りました!

今のところ、今年導入されたトップチーム勢に対する回転数制限により、最強のカワサキファクトリーの戦闘力が少し落ちて、混戦を演出するという主催者の目論見は成功しているように思えます。もっともMotoGPにも言えることですが、このような性能調整って最高峰の戦いにふさわしいのかどうか・・・は多くのファンの議論になっていますけどね・・・。

次戦タイラウンドは、1ヶ月後の3月23〜25日に開催されます。楽しみに待ちましょう!

SBK オーストラリア レース2 リザルト
1 M.メランドリ Ducati ITA 34'42.633
2 J.レイ Kawasaki GBR 0.021
3 X.フォレス Ducati ESP 0.304
4 T.サイクス Kawasaki GBR 1.488
5 A.ローズ Yamaha GBR 2.474
6 L.キャミア Honda GBR 2.745

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