ああ、オレもこんな親子になりたい・・・という方は多いのでは?
幸せな人生のために、お子様の自主性は尊重しましょうね・・・。
海外市場でリリースされたYZ65は、小さい子供用のPW50と大きくなった子供用のYZ85の間を埋めるモデルとしてヤマハが新たに開発したモデルです。つまりカワサキKX65、KTM65SXのマーケットに、ヤマハも参入したワケですね。
私もモトクロスが好きなので、時間を作れるときはコースに遊びにいったりするのですが、週末はコーチ役のお父さんとライダーの息子さんが一緒に練習に励んでいたりする光景をよく目にします。PW50以上、YZ85未満・・・のモデルが欲しいというそんなご家族には、最新のYZ65は魅力的な1台でしょうね。
ただ1990年代にはすでに言われていたことですが、息子を一流モトクロスライダーに育てようと頑張ったものの、夢破れその流れからドロップアウトしてしまった息子さんの燃え尽き症候群=「バーンアウト」現象は今でも大きな問題のひとつです。
子供のころからバイク漬け生活だったため、バーンアウト後に周囲の子供たちのコミュニティに馴染めないお子様は、目標を失った青年期を過ごしがちだったりします・・・。保護者がバイク馬鹿な人生をすごすのは成人である本人の勝手・・・ではありますが、すべての子供たちには幅広い将来の選択肢があり、どの道を選択するかはお子様たちにその選択権があります。
親のバイク趣味の押し付けにより、将来お子様がバイク嫌いにならないよう、保護者の方は注意する必要がありますね・・・(説教くさくてスミマセン)。競技者としてのライダーから脱落しても、モーターサイクルを楽しむライダーとして失格になるわけではありません。対象との良い距離感を保ちつつ、できるだけ長い期間、親子での趣味のモーターサイクルライフを楽しむ人々が増えることを、願ってやみません。