チームメイトはジョシュ・ブルックス
6月のマン島TTのスーパーバイクおよびセニアの両クラスで、マクギネスはノートンのフラッグシップスポーツであるV4RRをベースとするマン島TT用ファクトリーマシンのSG7に乗ることになりました。
そして昨年SG6で、ノートンSG系ではTT過去最上位となるセニアクラス6位をゲットした2015年BSB(英国スーパーバイク選手権)王者のジョシュ・ブルックスが、引き続きノートンから参戦。マクギネスと強力なタッグを結成することになりました。
ライバル相手にどこまで戦えるか!? 注目しましょう!
昨年はTTの前のノースウェスト200で足を骨折するなど大怪我をしたマクギネスですが、昨年秋ころは「もうスーパーバイククラスのTTには参加しないかも・・・」ともコメントしていました。しかし、現在も骨折の治療は継続中ですが回復具合がよろしいのか、TT最強クラスで戦い続けるモチベーションを取り戻したようですね。
1992年にスティーブ・ヒスロップが、ロータリーのRCW588でノートンに1973年以来のセニアTT優勝をもたらした光景を、マクギネスは当時観戦しており非常に深い感動を覚えたそうです。英国人が英国車で最もプレミア性があるセニアTTに勝つことは、多くの英国のモーターファンの夢とも言えるでしょう。
しかし、イアン・ハッチンソンやマイケル・ダンロップらの強力なライバルや、近年ノートンよりもTTでの実績を残しているBMWなどライバルメーカーのマシンに打ち勝つのは、容易なことではないことは誰でもわかることでしょう。なおマクギネスの最後のセニアTTの勝利はホンダ時代(CBR1000RR)の2015年で、そのときのラップ記録は平均時速132.701マイル(213.56km/h)でした。
まずはこのラップ記録がマクギネスの復活ぶりと、ノートンSG7とのマッチングを測るための、ひとつの目安になるでしょうね・・・。偉大なるTT王者、J.マクギネスの新たな挑戦を、見守っていきたいです!