飛行機がまだ新しい技術であった時代の突拍子もない真面目な機体の紹介です。
1944年 アメリカ海軍が発注もすぐに契約キャンセル
飛行機が戦闘で大きな役割を担っていた第二次世界大戦でアメリカ海軍が必要としていたのが滑走距離の短い飛行機。空母以外からでも離陸できる飛行機があればその幅が広がるからであって、実際に多くの垂直離着陸機が研究されていました。その中でも特異な形で登場したのが今回紹介するチャンス・ヴォート「XF5U」及び「V-173実験機」。
円盤型であることから翼面積が広く、高い揚力を得ることで短距離もしくは向かい風25ノットでそのまま離陸が出来たそうです。運転性能も上がられ実際に海軍から発注を受けるもジェットエンジン機の性能が向上することでプロペラである必要がなくなり開発中止に。
参考文献:「本当にあった特殊飛行機大図鑑」(著:横山雅司)
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