1964年に生まれた911。ボロボロの姿で発見された初代911を、ポルシェ本社は速攻で買い上げたうえで、3年かけてフルレストア。
2017年のいま、”もっとも古い”911は、その優美で凛々しい、当時のままの姿を取り戻したのです!
2017年のいま、”もっとも古い”911は、その優美で凛々しい、当時のままの姿を取り戻したのです!
最古の911、ついにポルシェ・ミュージアムに来たる
いまではポルシェの至宝として誰もが知っているスーパーカー、スポーツカーの代名詞です。速い車を数字3文字で表せるとしたら、世界中の誰に聞いてもきっと911と答えますよ、マジで。
ところが、全ての歴代ポルシェが保管されているはずの、ドイツ本国のポルシェミュージアムに、なんとこれまで911初号機が一台もなかったんですって!こりゃいかん、と思ったポルシェ経営陣、2014年に発見された911初号機を即買い取ったものの、こいつがもはやボロボロ・・・ボディも腐っちゃっているし錆だらけのホントひどい代物だったんです。
そのオンボロを丁寧に丁寧にレストア。やがて美しく蘇ったその姿が、いま 我々の前に公開されたのです。
85台中の57番。本当に貴重な911がいま蘇った!
ポルシェがリストアしたのは、ポルシェ901と呼ばれるクルマ。1963年にフランクフルトモーターショーでポルシェ356の後継車として発表されたモデルです。
901は 1964年9月から正式に生産開始されたものの、3桁の数字の真ん中に”0(ゼロ)”を置くナンバリングは、フランスのプジョーが商標登録していたため、急遽ポルシェはモデル名を901から911へと改めたのでした。
911と改名される前に生産された901はわずか82台。
今回ポルシェがリストアし、蘇らせたのはそのうちの57番目の車両だったのです。
さあ、もう言葉はいりませんね。美しさの極地。世界のスポーツドライビングの頂点に立つ車の、最初の輝き。蘇った始祖のその姿、涙なしにはみられません。ティッシュを傍に、ご覧ください!
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