その陣容は過去最強!?
ダカール2017では、序盤こそホンダファクトリーのホアン・バレダとパウロ・ゴンサルヴェスが優勝を狙える位置につけていましたが、ステージ4終了後の給油場所の違反に対するペナルティで大きく後退。KTM勢をホンダ勢が追う展開が以降続きますが、最終的にはリードを冷静に活かしたKTM勢が圧勝。サム・サンダーランドが英国人初のダカールウィナーとなりました。
ホンダチームは先日のEICMAでダカール2018の参戦体制を発表。ホアン・バレダ、パウロ・ゴンサルヴェス、ケビン・ベナバイズ、マイケル・メッジ、リッキー・ブラベックの名を、ファクトリーライダーとして公表しています。
しかしホンダチームも強力ではありますが、これを斯界の覇者として迎え撃つKTMの布陣はさらに強力・・・と言えるでしょう。ダカール2017優勝のサム・サンダーランド、ダカール2016優勝のトビー・プライス、ダカール2017で2位となったマティアス・ウォークナー、そして4度の世界エンデューロ選手権王者のアントワン・メオ・・・。
これはブーマー、門田、石嶺、藤井・・・らのオリックス「ブルーサンダー打線」並みの強力さですね。もしくは真弓、バース、掛布、岡田の阪神「新ダイナマイト打線」・・・もしくは2004年巨人の「史上最強打線」・・・もしくはダイエー時代のホークスの「ダイハード打線」レベルの破壊力を予感させますね・・・(←野球に興味のない方、ごめんなさい)。
勝負はブーツを履くまでわからない・・・? 開幕を待ちましょう!
しかし、どんなに万全の体制を築いたとしても、何が起こるのかわからないのが過酷なダカール・ラリーです・・・。1月6日スタートのリマ(ペルー)から、ボリビアを経て1月20日のコルドバ (アルゼンチン)までの長時間・長距離の戦いのなかで、どんな展開が繰り広げられるのかはなかなか予測が難しいです。
参戦6年目のホンダファクトリーにも、もちろん今までの屈辱を晴らすチャンスはあります! また、この2大巨大ファクトリーチームに対抗する、他メーカー・ライダーのチャレンジも期待したいです! 見所いっぱいのダカール2018の開幕を、楽しみにしましょう!