ウエットレース宣告でスタート!
セパンでの決勝、Moto2まではドライでレースができたのですが、MotoGPは残念ながら雨でウエットレース宣告されることになりました。
スタートで飛び出したのは、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)でした! 予選7番手スタートのマルク・マルケス(ホンダ)は、チャンピオン争いをする予選3番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)の前に出ることに成功します!
序盤はザルコ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、マルケス、ドヴィツィオーゾ、そしてポールポジションスタートのダニ・ペドロサ(ホンダ)の順でトップ5を形成。
5周目、ドヴィツィオーゾはマルケスをパスして3番手に浮上。しかし、タイトル争いを最終バレンシアGPまで持ち越すためには、ここはなんとしても優勝したいところです・・・。
疑惑?のチームオーダー発令!?
ペドロサが遅れだし、ザルコ、ロレンソ、ドヴィツィオーゾ、マルケスの4人が先頭集団となります。逃げるザルコを追うロレンソとドヴィツィオーゾ! マルケスはこのまま4位キープでも、ドヴィツィオーゾが3位ならばタイトル獲得です・・・。
そしてついに9周目、ロレンソとドヴィツィオーゾがザルコをパスします! このままロレンソが勝てばドゥカティ移籍後初優勝ですが、ドヴィツィオーゾのタイトル争いを考えると、優勝を譲るチームオーダーを出したいところです・・・。
ドラマが起きたのは16周目でした! ロレンソが譲ったのか、ミスしたのかはさておき? ドヴィツィオーゾが前に出ました! その前のドゥカティチームからロレンソに出た「MAPPING 8」という指示が気になりましたが・・・これが意味するものは・・・? それはさておき? このままの順位で20周のレースは終わり、ドヴィツィオーゾ、ロレンソ、ザルコが表彰台を獲得。ドゥカティワークスの1-2フィニッシュという結果になりました。ドヴィツィオーゾ今季6勝は大したものですね!
マルケスは4位に終わり、ドヴィツィオーゾとのポイント差は21となりました。最終バレンシアGPは仮にドヴィツィオーゾが優勝しても、マルケスは11位以内ならチャンピオン獲得・・・と圧倒的に優位な立場になりました。ドヴィツィオーゾ優勝でマルケスがノーポイントでしたら、逆転ということになりますけどね・・・それはちょっと考えにくいです。
最終戦バレンシアは11月12日に決勝です! 泣いても笑っても、今年最後となるMotoGPのアツい戦いを楽しみましょう!
MotoGP マレーシア 決勝
1 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 44'51.497
2 J・ロレンソ Ducati Team Ducati +0.743
3 J・ザルコ Monster Yamaha Tech3 Yamaha +9.738
4 M・マルケス Repsol Honda Team Honda +17.763
5 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda +29.144
6 D・ペトルッチ OCTO Pramac Racing Ducati +30.380