「ダイレクトに世界へ!」を合言葉に、開催3年目を迎えるピレリカップ。その優勝特典には、翌年のワールドスーパーバイクに併催されるWSS600の一戦にワイルドカード参戦できるという権利が用意されています。そして、今回そのチャンスを手にしたのは、昨年度チャンピオンの江口 謙選手!

ワールドスーパーバイク 第9戦 WSS600 Lausitzring(ドイツ)大会

2017年8月20日にドイツのラウジッツで開催されたワールドスーパーバイク 第9戦 。
その併催レースであるWSS600に、昨年度のピレリカップチャンピオン江口 謙選手がワイルドカード参戦!

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参戦チームはKawasaki Puccetti Racing。ケナン・ソフォグル選手ををエースライダーに、2年連続でタイトルを獲得しているイタリアの名門チームです。今回江口選手にとっては、初めてのコース、初めてのチームとマシンとなる、未知の挑戦。予選では32位と、最後列からのスタートとなりました。

そして、オープニングラップではポジションを2つ上げた30位で通過。その後、大きな動きもなく8LAPに突入したところで、予選12番手スタートの大久保光がコースアウト!偶然にも江口の前の29番手でコース復帰したのです。
その好機を見逃さず、江口は懸命に大久保に食らいつく形でLAPタイムを削っていきました。

その後、11LAP目には大久保27位、江口28位と、着実にポジションを上げていきます。

そして14LAP目には、江口が今回のベストタイムとなる1分45秒673を記録!16LAP目には大久保24位、江口25位まで順位をあげていました。

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そして迎えた18LAP目。トップを行くヤマハのシェリダン・モライスをディフェンディングチャンピオンであるケナン・ソフォグルが第1コーナーの進入で抜き去り、トップが入れ替わります。

しかし、ややアウトにふくらんだソフォグルのイン側に並びタイトな第2コーナーから第3コーナーへ切り返すモライス。その瞬間、フロントタイヤのグリップを失ったモライスが転倒し、コース上を滑るマシンが直後にいたルーカス・マヒアスのマシンにヒットし転倒。
ここで赤旗中断となり、19LAPの予定だったレースは17LAP目の順位で成立となりました。

上位の結果は、1位モラリス、2位ソフォグル、3位マヒアス。
ワイルドカード参戦の江口は24位フィニッシュ。
日本人選手の結果は、渡辺一樹が20位、大久保は23位となりました。

残すところ2戦となった今年度のピレリカップ!来年度のWSS600へのワイルドカード参戦権は誰の手渡るのか。是非注目してみてくださいね。

ピレリカップ2017スケジュール
第6戦 11月5日(日) ツインリンクもてぎ
第7戦 11月12日(日) 岡山国際サーキット
※全8戦中、5戦の有効ポイント制で シリーズチャンピオンが決定

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