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突然のコースチェンジ。こんなハプニングも海外レースの醍醐味…
決勝レースが始まり、全マシンが昨日の予選を踏まえたコース取りや走りを頭に入れて走り始める。ただ、ここでもやはり海外のレース…予選コースからコースが変わっていたり、スタートのタイミング説明と違ったり。
しかし、そんなことはお構いなしで、予選とは比べ物にならないスピードで駆け抜けていくマシンばかり。そんなことは彼らにとっては大した問題ではないのだろう。とにかく他の車より早くゴールへ。それだけなのだろう。
クレイジーな奴らが集まればクレイジーなレースが行われることは間違いない。車同士がぶつかるなんて朝飯前!と言わんばかりの白熱したレースが繰り広げられる。
「あれ?車って飛ぶ乗り物だっけ?」と感覚はマヒしてしまうほど。いや、おそらく運転してるやつらは、車は空を飛べる乗り物だと思ってるに違いない…
3時間の耐久レースは休むこと無き、過酷なレース
Guam Smokin Wheelsは3時間の耐久レース。ただし、普通の耐久レースとは違うところが…それは「ひたすら猛スピード勝負」だという事。耐久レースと言えばペース配分を考えながら走ったり、休憩などを取りながら行うのが一般的だ。しかしこのレースにそんな常識は通用しない、「耐久レース×スプリントレース」と言った過酷なレースなのだ。
泥まみれ・埃まみれになりながら走るレース。他の車が上げた砂ぼこりで前が見えないなんて当たり前。前が見えなくても突っ込んでいくのが男!そう言わんばかり。
3時間走り抜いた後の感動は一生モノに。
過酷なレースを走り終わった後、仲間たちと感動を分かち合うのが最高の瞬間。走り切れるかどうかというぎりぎりでの勝負はこういった一生物の体験を生む。
私達のチームの「TAKE-OFF号」もやはり完走後は酷いことに。(上記写真は走る前)
フロントタイヤが完全にバーストしたままのゴール。レースの過酷さがよく分かる。(レース後)
30回以上続く「Guam Smokin Wheels」も来年は更に過酷なレースに
30回以上の開催を誇る伝統的な「Guam Smokin Wheels」。年々過酷さを増すレースコースは、間違いなく来年も厳しいレースになるだろう。
ただ、レース後に行なわれる表彰パーティではお互いの健闘をたたえ合い、杯を交わす。こんな素晴らしいレース…一度は皆さんにも味わっていただきたい。
多くの日本人が参戦する魅力的な「Guam Smokin Wheels」。来年の開催にも大きな期待を抱きながらこの辺で終わりにしよう。