すっかり梅雨入りして雨模様が多いこの季節。この時期は道路に水たまりができやすいので水はねを気にかけなくてはいけなかったり、梅雨があけて夏になると、今度は駐車している車内の温度が急に上がってしまったり・・・なにかとトラブルが起こりやすいのでドライバーは十分注意が必要です。そこで今回、JAF(一般社団法人・日本自動車連盟)が、この時期にドライバーが遭遇しやすくトラブルになる可能性がある「車内温度」や「水はね」の2つのケースに関する啓発映像をホームページに公開しました。
この実験の結果、意外な事実が明らかになりました。
この実験の結果、意外な事実が明らかになりました。
「日なた」と「日陰」、炎天下での車内温度の違いはたったの7℃!
JAFがまず行った実験は、炎天下時を想定し、「日なた」と「日陰」に分けて車内やタイヤの温度を計測するというもの。
その結果、なんと驚き!「日陰」に駐車した場合でも「日なた」と比べて車内温度(60分後)はたったの7℃しか抑えることができなかったのです。
たとえ「日陰」に短時間の駐車だとしても油断してはいけません!夏は子どもやペットを車内に残したまま絶対に車から離れないようにしましょう。
「日なた」と「日陰」の車内温度実験の動画
速度注意!車のタイヤで跳ね上げてしまう水しぶきは20km/hでも歩行者に
続いて行われたのが、「水はね」の実験。
道路に水が溜まった状況で、車のタイヤで跳ね上げる水しぶき(水深およそ1cm)の影響を速度別(40km/h、20km/h、10km/h)で検証が行われました。
すると、たとえ20km/hまで減速しても歩行者に水を跳ね上げてしまうことが判明!
ドライバーにとっては速度を遅くしたつもりでも、実際は思っている以上に水がはねているということを意識した方が良さそうです。
梅雨時期の運転は、歩行者にはもちろん、対向車に対しても気遣いをもって運転するようにしましょうね。
クルマの「水はね」の動画
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