まずはHONDA モンキーZ50M(1967年3月発売)
愛らしいスタイルで現在でも愛されている元祖レジャーバイク・モンキーの国内市販第1号モデル、『モンキーZ50M』。現行モデルにも引き継がれる折り畳み式のハンドル採用に加えて、8インチの現行モデルよりさらに小さな5インチタイヤ、そして前後サスを省くという思い切った設計により、クルマのトランクに収納することが可能な、超コンパクトサイズを実現していました。
●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●49cc●2.5PS/6000rpm●0.31kg-m/5500rpm●47.5kg●4.00-5・4.00-5●6万3000
HONDA ダックスホンダST50(1969年8月発売)
モンキーに次ぐ動物名シリーズを採用した原付レジャーバイク第2弾、『ダックスホンダST50』。10インチホイール、プレスバックボーンフレームなど、モンキーとはひと味違ったユニークなスタイルも特徴です。自動車のトランクへ積載しやすいように、フロントフォーク部が分離可能なのモデルが、エクスポートとも呼ばれるⅢ型になっています。70ccモデルもラインアップされました。
●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●49cc●4.5PS/9000rpm●0.37kg-m/8000rpm●64kg●3.50-10・3.50-10●6万6000円
SUZUKI ウルフ50(1982年3月発売)
極太タイヤを装備したプレイングバイク。エンジンはTS50などで熟成された信頼のユニットで、ミッションは5速とスポーティです。
● 空冷2スト・パワーリードバルブ単気筒●49cc●4.2PS/6000rpm●0.52kg-m/5500rpm●78.8kg●5.40-10・5.40-10●14万5000円
SUZUKI GSX13000Rハヤブサ(1999年発売)
スズキが20世紀世界最速を狙う量産市販車として開発したメガスポーツ。ヘッド位置を低く抑えたアルミツインスパーフレームには新開発のサイドカムチェーン式並列4気筒を搭載。SCEMシリンダーや、2ステージインジェクション、SRADラムエアシステムなど、スズキの持てる最新技術を惜しみなく投入したマシンでした。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1298cc●175PS/9800rpm●14.1kg-m/7000rpm●215kg●120/70ZR17・190/50ZR17●輸出モデル
SUZUKI コブラ(1989年9月発売)
GSX-R250Rからフルカウルを外したネイキッド仕様モデル。フロントブレーキはRGV250Γから派生した同じくカウルレス仕様のウルフのように、Wディスクから大径シングルに換装、ミッションのギア比も5、6速がローギアード化されて市街地走行に最適化されています。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●248cc●45PS/11500rpm●2.6kg-m/10500rpm●139kg●110/70-17・140/60-18●53万9000円
HONDA ホークⅡ CB400T(1977年5月発売)
「2気筒で4気筒以上の性能」をキーワードに開発されたCB400FOURの後継。超ショートストロークOHCツインは、吸気2/排気1の3バルブでバランサーも内蔵し、ライバルを圧倒する動力性能を実現しました。クセのないハンドリングも高く評価され、ズングリとしたスタイルを揶揄する声を尻目に、爆発的な売れ行きを見せたマシンです。
●空冷4ストOHC3バルブ並列2気筒●395cc●40PS/9500rpm●3.2kg-m/8000rpm●181kg●3.60-19・4.10-18●31万9000円
新三菱 シルバーピジョン130(1962年発売)
新三菱のジェット機用風洞試験から生まれたエアストリームラインが特徴の130シリーズ。トルクカム式のVベルト自動変速によるイージーなライディングで実測テストでは時速92キロをマークしました。1964年、シルバーピジョンはこの後継機となる140型の発表をもって最終型となるのでした。
●空冷2スト単気筒・123cc●8PS/6600rpm ●12万7000円
HONDA ロードフォックス(1984年7月発売)
当時ホンダがスリーターと呼んで、さまざまなモデルを開発していた3輪スクーター群の中で、最もスポーツ性が高く、同時に個性的なバギー風イメージのスタイルを持った異端児。パイプ構成のパラレルフレームを採用、重心の低さを活かした独特の乗り味もユニークの一言。
●空冷2ストピストンリードバルブ単気筒●49cc●4.0PS/6000rpm●0.49kgm/5500rpm●59kg●3.00-8・4.50-6●13万9000円
富士工業 ラビットS-23(1949年発売)
戦前の航空機メーカー、中島飛行機をルーツとする富士工業は、創業時はスクーターを手がけました。後輪にもサスペンションが装着され、ボアアップにより169ccとなるマシン。リアには反射鏡に代わりテールライトを採用しました。
おまけ:いろいろあるモンキー、こんなのも発売していました。
HONDA モンキーゴールドメッキ仕様(1984年10月発売)
5000台をあっという間に完売した、伝説の限定モデル。タンク、フェンダー、マフラーなどにゴールドメッキを施した高級バージョン!
●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●49cc●3.1PS/7500rpm●0.32kg-m/6000rpm●58kg●3.50-8・3.50-8●13万9000円
さて、いくつ覚えていましたか??
見てみると「あー!」と思い出せるものが多いのでは。あなたはいくつ覚えていましたか?