撮影：鈴木広一郎
Mr.Bike BG 2017年 6月号特集「ヨンフォアtoエフエックス 比類なき空冷 4 気筒 400」より
ヨンフォアとフェックス：国産400cc空冷マルチの先駆けとなった歴史的存在
1974年、他社メーカーの軽量2気筒・2ストロークモデルにシェアを抑えられていた中型車市場に、HONDAが満を辞して投入した4気筒・4ストロークの意欲作が、ヨンフォアことCB400FOUR。この頃から欧州中心に流行し始めていたカフェレーサー然としたスタイルで大ヒットを飛ばした。
そして、4気筒エンジンの存在感の虜となったバイク乗りたちの強い要望を受けてカワサキが投入したモデルがZ400FX、通称フェックスだった。角ばったタンクと大柄なボディ。曲線美が華やかで優美であったヨンフォアとは真逆な、硬派で男臭いフォルム。当時の不良少年たちはこのフェックスに夢中になった。
美しき国産カフェレーサー ホンダ CB400FOUR
【HONDA CB400FOUR】
●エンジン型式:空冷 4ストローク 4 気筒 OHC2バルブ ●総排気量(ボア×ストローク): 408.0cc(51.0 ×50.0mm) ●最高出力:37.0PS/8500rpm ●最大トルク:3.2kg-m /7500rpm ●全長×全幅×全高: 2050 × 705 × 1040mm ●ホイールベース:1355mm ●シート高:NA ●タイヤ前・後:3.00S-18・3.50- S18 ●キャスター・トレール: 63°301・85mm ●燃料タンク容量: 14.0l●定地燃費:36.0km/l ●車両 重量:185.0kg(乾燥) ●ミッション:6 速リターン ●希望小売価格: 32万7000 円 (1974年発売当時)
当時の不良少年たちの憧れとなったカワサキ Z400FX
【Kawasaki Z400FX(E2)】
●エンジン型式:空冷 4ストローク 4気筒 DOHC2バルブ ●総排気量 (ボア×ストローク): 399cc(52.0 ×47.0mm) ●最高出力:43.0PS/9500rpm ●最大トルク:3.5kg - m/7500rpm ●全長×全幅×全高: 2100 × 765 × 1125mm ●ホイールベース:1380mm●シート高: 805mm ●タイヤ前・後:3.25H-19・ 3.75H-18 ●キャスター・トレール: 26°・98mm ●燃料タンク容量:15.0l ●定地燃費:30.0km /l ●車両重量: 189kg(乾燥) ●ミッション: 6速リターン ●希望小売価格:40万5000 円 (1979年発売当時)
さあ、いまあなたの目の前にこの2台が当時のままの姿で現れたとしたら？あなたの手に、どちらかのキーが渡されるとしたら？？あなたはどちらを選ぶだろう？？
ヨンフォア？フェックス？
どちらと駆け出しますか？
もちろんヨンフォア！ホンダLOVE！
男はカワサキ！FXだろ！
- もちろんヨンフォア！ホンダLOVE！47892
- 男はカワサキ！FXだろ！53987
どちらを選んでも、最高の一台とのかけがえのない時間を得られるはず。
この2台の軌跡・歴史をもっと詳しく知りたいなら今月号のMr.Bike BGで。
