アンソランスとは
会場に足を踏み入れると、フォトグラファーのカレン・コリンス氏が表現するセンシュアルな作品とともに、「アンソランス」コレクションを堪能できるブースが。
アンソランス、とは(女性の)自由、奔放という意味を持ちます。
本コレクションのデザインとなっている解けゆくようなダイヤモンドリボンとピンクゴールドとあいまって、気まぐれな遊びの中で出逢い、絡み合い、結び付き、といったあらゆる人生の悦びを謳歌する女性らしさを表現しているのだとか。
賢く美しい、でもどこか儚げで秘めたなにかを持つ、そんなセクシーなオトナの女性。憧れます。
振り回されたい男性のみなさん、こんな意味持つアクセサリーのひとつふたつ知っていると、かっこいいですよ。素敵なお方とのお酒のつまみになどお使いください。
他にも魅力的な新作が
こちらの展示会では、アンソランス以外にもさまざまな新作にお目にかかることができました。
「オルタンシア」コレクション
フランス語でアジサイを意味する「オルタンシア」。洗練されて優美でありながらも、力強さのある動きを表現するために、パターンの組合せ、オープンワーク、彫刻などの技法を用いて創作されています。
元々は日本発祥であるアジサイは、東洋のバラとも言われます。パリスタイルの伝統と、日本の美しさを繋ぐお花を身に付けることができるなんて、なんとも特別な気分に浸っちゃいます。
「エピ・ドゥ・ブレ」
豊かに実った麦の穂をモチーフにした「エピ・ドゥ・ブレ」。かつて皇后ジョセフィーヌが大変好んだそうで、ショーメの創業者マリ=エティエンヌ・ニトの彫刻にも登場する歴史あるモチーフ。
ちなみに、ジョセフィーヌとはナポレオン1世がめっっちゃ惚れ込んだ、一番目のお嫁さん。
遠征中のナポレオンは彼女にラブレターを送りまくりました。一方のジョセフィーヌはなかなか奔放な性格の女性。二人の間には色々あったようで離婚に至るものの、良き相談相手となり互いに特別な存在として居続けました。最期の時にはお互い名前を呟いたと言われています。
ひとつめにご紹介した「アンソランス」に通ずるところのある魅力を持ち合わせた女性だったのかもしれませんね。
イイオンナには、良いジュエリーを。
これらのアクセサリーを見て想像するのは、上等な素材のサラッとしたワンピース一枚を着て、華奢でシンプルなヒールを履き、すらりと伸びた二の腕が美しい女性。耳元を見ると、アンソランスが。
真夏の夜にバーで口説いてみたい、そんなかんじですかね。ちょっとよくわかんないですね。
とにかく、ロレンス読者のみなさんは男性が多いはずですが、賢くて美しい、かつエロい、オトせなそうな女性、好きじゃありませんか?
今回のショーメ、特にアンソランスを見て、そういう市場価値の高いオトナの女性が思い浮かびました。
イイオトコの横にはイイオンナ。そして、イイオンナには、良いジュエリーを。