ジクサーか、GSX250Rか。
それが問題だ！
インドで13部門のバイク・オブ・ザ・イヤーを総ナメした超人気のジクサーは、いまどきネイキッドスタイルで 250ccクラスにも引けを取らないビッグサイズと豪華装備にも関わらず、税込で31万6440円……ってことは税抜だと29万3000円！ というスゴすぎる150ccスポーツです。発表から間もないのに、1月27日に電撃発売の予定です！
GIXXER
そして4月発売予定のもう1台が、360度まるごとカッコよくて、扱いやすさを重視したという待望のフルカウルスポーツGSX250Rです。こちらも新型なのに、お値段はGSR250Fからたったの1万2960円アップの52万7040円（税込）となっています。どこからみてもめちゃくちゃ反則レベルにカッコいい、250クラスの台風の目ですね！
GSX250R
この両車の価格には約20万円もの差がありますけれど、2台ともに個性あるスタイル、スズキの真面目さが生み出す高性能、そして現実的なプライスを備えた価値ある存在です。その2台の実車を同時に撮影できたので、このチャンスにがっつり比較してみましょう！
ジクサーのカラーリングは3タイプ。赤／黒は5400円アップでもお買い得？
スズキらしいカラーでもあり、ビビットで女性にもモテそうなブルー、大人っぽさナンバーワンの赤黒ツートーン。シンプルだけどギュッと引き締まって強そうな単色ブラックの3色展開です。
ボクの個人的な趣味として言えば、赤黒ツートーンが好きです。定価より5400円アップですけど、高級感がありますもん。しかも、ホイールにはリムストライプがあしらわれております。ちなみにスズキの純正オプション品のリムストライプテープって7884円なんですよ!? 赤／黒は足周りのリムストライプだけで、もうお買い得ライン突破です（笑）
でも、こういうのはライダーそれぞれの趣味の世界なので、今回はみなさんにも協力して頂いて、この記事を完成させてみたいと思っています。
ぶっちゃけどうでしょう！ ジクサーの色って、どれがお好みですか？
あ、投票しても何もプレゼントとかは無いんですけれど「面白いことが好き！」というライダーの皆さまは是非ノッテください（笑）
カモーン！
「グラススパークルブラック」
「グラススパークルブラック／キャンディソノマレッド」
トリトンブルーメタリック
- 「グラススパークルブラック」24328
- 「グラススパークルブラック／キャンディソノマレッド」51700
- トリトンブルーメタリック26356
お次はGSX250R。こちらも3色だけど、
こっちは価格がみんな一緒です。
GSX250Rは青／白、赤／黒、単色ブラックの3色です。
ブラックはストリート感が強いですね、シーンを選ばずに楽しめそうです。でも、スズキのレジェンドカラーを纏った青／白や赤／黒も捨てがたい！
いやもう全部カッコいいんですけど。でも、あえて言うならブラックでしょうか。黒いスポーツバイクって、なんだか強そうで好きなんですよ。
みなさんはどうでしょう？ ガンガン独断と偏見で選んでください。
さぁ、一番人気はどれになるのでしょうか？
「パールネブラーブラック」
「キャンディカーディナルレッド／パールネブラーブラック」
クリスタルブルーメタリック／パールグレッシャーホワイト
- 「パールネブラーブラック」23316
- 「キャンディカーディナルレッド／パールネブラーブラック」39532
- クリスタルブルーメタリック／パールグレッシャーホワイト38509
まだまだ、どんどんアゲていきましょう！
どのカラーが人気を博すのか……これはちょっと結果が楽しみです。でもボクの趣味と、みなさんの「好き！」がものすごくズレてたら、ちょっと恥ずかしいかも……
次は細かい装備をチェックです。
ビッシビシ厳しく見ていきましょう！
GSX250Rは、今や大人気の250ccクラスとして妥協のない造り込みがされています。ジクサーよりも価格にしては20万円くらい違うんだから、装備も違って当然といえば当然なのですが……アレ？ ジクサーがけっこうスゴい装備です。これは、真に恐るべきはジクサーのほうかもしれませんよ？
それではチェックスタートです！
フロント周りは……えっ、マジで!?
ジクサーのほうがフロントフォークが太い！
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GSX250R
ななな、なんと……ジクサーのフロントフォークはΦ41mmでゴツいのですが、GSX250RはΦ37mmです。GSX250Rは相当、足周りのセッティングにこだわっていると開発者のひとも言ってましたから、性能的にはΦ37ｍｍで充分なのでしょうね。でもジクサーはすごいですね。強そうなフロントフォークって、オーナーの満足度としては大事な部分です。
ブレーキローターはGSX250Rのペタルタイプがいい感じ。ちなみにジクサーはローター径が266mmと大きく、キャリパーがブレンボのセカンドライン「BYBRE」という贅沢さです。しかもゴールドだと!?
GSX250Rの顔が凛々しすぎて
胸がキュンとします……ヘッドライトBATTLE！
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GSX250R
いやもう、GSX250Rのフェイスマスクはイケメンオーラが出すぎです。見た瞬間に「うおおおおっ！」って思いました。 冗談抜きでどうでしょう？ ボクは「これが次世代のスズキを代表するスタイルなのです」と言われたら、疑うことなく納得してしまいそうです。それくらいカッコいい！
ちなみにジクサーのヘッドライトですが、これがかなりボリュームがあるんですよ。搭載位置も低めで、そのバランスもあってか全体がシュッとして見えます。それもあって150ccとは思えないほど車格が堂々して見えるんでしょうね。ジクサーのヘッドライトはタンクとのバランス感がイイ感じです！
スズキのエンジンが高性能なのはオートバイ乗り共通の常識です。
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GSX250R
ジクサーのエンジンは専用設計されたコンパクトな逸品。154ccで14馬力を叩き出します。最高速度はメーター読みだと120km／hオーバーの可能性もあるかも!? それに、コンパクトな小排気量エンジンで高性能を叩き出すのはスズキの得意分野ですよね！ あと、エンジンが外から見えるっていうのは個人的には嬉しいポイントです。
一方GSX250Rは、GSR250系のエンジンを搭載しています。もちろんそのまんまじゃありませんよ？ 最高出力24馬力とか、トルクも数字的には同じですけれど、さらに街中など常用スピードのパワー感にこだわったみたいです。特に0－90km／hまでの加速感に、開発スタッフさんが自信満々でした。GSX250Rの最高速はメーター読みだと140を超えるかな？ これも楽しみすぎます！
もちろん最高速っていうのは環境によって異なりますから一概には言えませんけれど、2台とも高速道路のクルージングでも余裕で楽しめそうですね！
あ、でも、最高速はサーキット以外では試してはいけませんよ（笑）
ジクサーのマフラーが新しさバツグン！
これは秀逸デザインと言えるかも!?
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GSX250R
ジクサーのマフラーはこれは……デザインが素晴らしい。ものすごくカッコいいです。GSX250Rが普通に見えちゃうかもしれません（笑） 実は撮影車両はナンバーが無かったんですけど、エンジンがかかる車両があったんですよ。サウンドはジクサーの単気筒エンジンほうが勇ましいくらいでした。GSX250Rは2気筒で、ジクサーに比べるとジェントルな方向です。上質感あるサウンドでした。
150には見えないジクサーとクールなGSX250R
互角のメーター勝負の行方は……
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GSX250R
GSX250Rのネガ表示って、こうして並べてみるとカッコいいですね。なんだかイマドキ感にあふれております。しかし！ 恐るべきはジクサーでしょう。だって、20万円も価格差があるのにほとんど一緒ですよ？ 150とか125って、取って付けたようなメーターが多かったのに、ジクサーのメーターは大排気量バイクも真っ青です。価格差のことを考えれば、ここはジクサーに一票を入れたい気分です。
タンクから垣間見える、それぞれのキャラクターを感じてください。
GIXXER
GSX250R
デザインされたタンクのジクサーがすごいですね。エッジが効いています。ちなみにジクサーの燃費性能は国土交通省届出の数値で58.8km／Lという成績になっています。タンク容量は12L。アジアでは燃費も重要視されますからね。高性能でありつつ燃費もサイコー！っていう無茶な要求をスズキは実力でクリアしたのでしょう。そうでなければインドで13ものバイクオブザイヤーを受賞できないはず。
そしてGSX250Rはタンク容量がなんと15Lです！ 開発スタッフのお話しだと1回満タンにしたら、走り方によっては500kmくらいの航続距離を誇るとのこと。おいおいアドベンチャーバイクかっ!? でもこれなら日帰りのツーリング程度は無給油で大丈夫ですね。スタイリングとは裏腹に、快適性をかなり重要視しているGSX250Rの方向性が良く見えます。
ココは重要！ 人が乗った時のサイズ感と
ライディングポジションCHECKです。
GIXXER ※ライダー身長176cm
GSX250R ※ライダー身長176cm
セパレートハンドルのGSX250Rはジクサーよりもすこし前傾姿勢ですが、このレベルなら1日ずっと乗っていても疲れません。気持ちのいい収まり具合です。
それに対して、ジクサーは超リラックス。しかも、跨ってサイドスタンドから車体を引き起こす時の軽さが本当にヤバい！ ジクサーが135kg、GSX250Rが178kgで43kgも軽いんですから、そう感じるのも当たり前でしょうけどね。でも、体感してみたらホントに軽すぎて逆に驚きます。Uターンでもなんでも来いやぁ！って気になれます。
あとは車体の大きさ。GSX250Rの全長が2085mmで、ジクサーが全長2005mm。全長が全てではないですけれど、身長176cmのライダーでこのバランス感です。ジクサーは150ccだから小さい、なんて感じません。ちなみに参考データですが、同じく単気筒エンジンのカワサキの「Ninja 250 SL」は全長1935mmです。マジか……ジクサーのほうがデカく感じるかも、ですね。
優劣じゃないけれども「気になるものは気になる」のがライダーとしての人情です
もっといろんな部分を比較したいんですけれど、はっきり言ってキリがありません（笑）ので、今回は特に気になった違いをピックアップしてみました。こうして書いていて、なんだかボク、ちょっとジクサーを贔屓してない？ なんて思いますけど、いいんです！
なぜならGSX250Rが美人さんすぎて、まばゆいからです。実車を見たらひと目惚れするライダーが続出しますよ？ モテモテ街道まっしぐらですね。
対してジクサーにはタイトルマッチで、無敵のチャンピオンに挑む若手チャレンジャーのような可能性を感じるんです。150ccのロードスポーツって、今はほとんど日本では活躍してないじゃないですか。それをジクサーが変えてくれそうな気がするんですよ。150は遅いとか、線が細いとか、安かろう悪かろう、みたいな。そういうのがジクサーには全然無い。応援したくなるのも当然です。
という訳で最後の質問、いってみましょう！
THE 直球勝負！ 自分でお金を出して買うなら、
ジクサー？ それともGSX250R？
あくまで仮定です。スズキのお店で、この2台にココロが揺れている自分を想像してください（笑）
「A君もB君もどっちも好きなの！」なんていう少女マンガ的な甘さは許されません。ライダーは愛車を選ぶとき、常に決断を迫られるのです。今はその予行練習だと思って頂けると幸いです。
それにジクサーとGSX250Rは、同じスズキのバイクですからね。競争相手にはなりえません。
しかし！ 気になるものは気になるんです。
ぶっちゃけ聞きます！ 欲しくなるのはどっちでしょう？？？
ド直球すぎですかね？
でも、どうなるんでしょうね、結果にワクワクします。今の時点では全然予想がつきません。やっぱり人気クラス250ccが強いのか、風雲児ジクサーの未知の可能性が爆発するのか。
どちらにしても話題性バリバリのロードスポーツ2モデルですから、発売が楽しみですね。
そして、みなさんには、ここまでお付き合いくださって感謝です。でも、こうやって一緒に記事を作っていけ感じがけっこう楽しいです！
ありがとうございました！！！
