日本にはパンツを被った、「変態仮面」というヒーローもいましたが・・・
数年前、少年向けマンガの「変態仮面」が映画化されて、パンツを被ることに対する注目度が高まった現象がありました?が、ウォルターさんは1980年代初頭に早くもその有用性?を発見していたのかもしれません(まぁ「変態仮面」の主人公とは、被り方が違いますけど・・・)。
昨年、この有名なウォルターさんの写真が私のFacebookのタイムラインに流れてきたので、面白いから私のタイムライン上でシェアしたところ大ウケして、いろんなコメントが寄せられました。
昔から一流ライダーは、パンツを被っていたのです!! ←誇張表現です
その寄せられたコメントのなかには、元レース業界の方々のものも多かったです。そのようなプロフェッショナルな方々のコメントの多くを要約すると、「これは変態嗜好ではなく、レースで好成績を残すためのマジメな対策」というものでした。
1980年代に、全日本ロードレース選手権で活躍していた某ライダー氏によると、「モトクロス選手はナプキンをおでことメットの間に詰めていたと昔T選手が言っていた記憶が蘇りました」。
そしてそのコメントを受けて、某メーカーで長年にわたり、モトクロスやトライアルマシンを開発していた、とある名エンジニア氏は、「八時間耐久レースでも(ナプキンは)必需品でしたよ。ヘルパーの女性陣が用意してくれていました」・・・というコメントを残してくれました。
ベンチレーション機能や内装の研究が進んだ今のヘルメットに比べ、当時はヘルメットのなかでの「汗対策」が必要な時代でした。おでこから顔面へと垂れてくる汗を防ぐため、あれやこれやの対策にみなさん頭を悩めていたのです。
そこで多くのライダーたちは、吸水性・吸湿性に優れた素材として、女性用生理用品のナプキンをヘルメット内に入れて対策していたそうです。ウォルターさんもきっと汗対策として、女性用パンツを被っていたのでしょう。なるほど、改めてウォルターさんの例の写真を見てみると、ちゃんとおでこに布がかかるようにアレンジされていることがわかります。
ヘルメットリムーバー・・・には使えないかな?
寄せられたコメントのなかには、「最近、ロードレースのイベントで装着が義務付けられているヘルメットリムーバー代わりに、パンツは使えますか?」という質問もありました。
私はボランティアで、いくつかの草レースの運営のご協力をしている立場もあるので、「構いませんけど・・・万が一事故って、マーシャルやドクターにヘルメット脱がされた時に、気まずい思いするのは自己責任ということで?(笑)」とネタにマジレス?しておきました。
ともあれ、これらのコメントのやりとりにより、ウォルターさんがヘンタイという汚名?は無事に返上されたワケです。めでたし、めでたし・・・? 真面目にスピードを追求していた、当時のGPレーサーをヘンタイ呼ばわりしてはいけませんね! 頂点を争う戦いの舞台でオンナのこととか、スケベなこととか考えているGPライダーなんでいないですよね? ねぇ、ウォルターさん?