前日の第3戦の興奮も冷めやらぬ翌11/13(日)、いよいよシリーズ最終戦を迎えます。チャンピオン争いは前日優勝の39号車DENSO KOBELCO SARD RC Fが61pt、昨年王者の1号車MOUTUL AUTECH GT-Rが58ptと僅差で続き、54ptの6号車WAKO'S aCR RC Fまでが実質的なチャンピオン候補。この最終戦で全てが決まるのです。

画像1: グランドフィナーレ
【スーパーGT選手権 Rd.8最終戦】
in ツインリンクもてぎ

ポールポジションは本命39号車、西村いちかサン。T167 B86 W56 H88 愛称「いちかる」
今シーズンはメイクもバッチリ、年間王者獲得なるか?!

画像2: グランドフィナーレ
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昨日と同じく53周250kmの決勝がスタート。ポールから飛び出すは39号車平手晃平、2番手スタートの37号車KeePer TOM'S RC Fの平川亮、3番手の6号車アンドレア・カルダレッリが続きます。ちなみに「いちかる」は乗ってません、念為。

画像3: グランドフィナーレ
【スーパーGT選手権 Rd.8最終戦】
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午前中の予選でポールポジションを獲った勢いそのまま、39号車平手が快走。その後方でオープニングラップに37号車をかわした6号車が2番手へポジションアップ。レクサス陣営はガチでこの2台にチャンピオン争いをさせるようです。

画像4: グランドフィナーレ
【スーパーGT選手権 Rd.8最終戦】
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ミシュランマン(違うか)のチェック完了!上位陣がピットイン、タイヤ交換を行ったのに対し、1号車NISMOはタイヤ無交換で逆転を狙います。結果7位までポジションを上げるもトップ争いには届きません。

画像5: グランドフィナーレ
【スーパーGT選手権 Rd.8最終戦】
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ドライバー交代後、6号車の大嶋和也が急速にペースアップ。39号車コバライネンの背後に迫ります。例え抜いたとしても1pt差で39号車には届かないのですが、意地を見せてプッシュ。テール・トゥ・ノーズのままゴールまであともう少し。しかし最後に思わぬ悲劇が待っていました。

ここからは連続写真で。

画像: もうすぐチャンピオン決定の瞬間、平手晃平選手、いいリアクションです

もうすぐチャンピオン決定の瞬間、平手晃平選手、いいリアクションです

画像: あれ?6号車がなんでそこに?

あれ?6号車がなんでそこに?

画像: あれれれれれれれれれれれれ

あれれれれれれれれれれれれ

画像: れ.........

れ.........

画像6: グランドフィナーレ
【スーパーGT選手権 Rd.8最終戦】
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皆様、期待させてスミマセン。そう、悲劇の主役は私でしたネ。そういえば先輩カメラマンの多くが前側から狙っていたのにはこういう事態を予測していたからなのですね。いや、お恥ずかしい。

画像7: グランドフィナーレ
【スーパーGT選手権 Rd.8最終戦】
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泣きたい気持ちをグッとこらえて感動のパルクフェルメへ。でも何でパイロンがこんなに?思わず涙が出てきます、いろんな意味で。

「いちかる」も泣いています。

画像9: グランドフィナーレ
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気をとり直して、オメデトウございます!39号車のTEAM SARDにとってはチーム創設以来初の戴冠!こんなに老舗のチームが初タイトルとは、大きな驚きと感動です。そしてシリーズ2位には6号車のTEAM LEMANが。そういえば表彰台に子供を上げるのはこのチームを率いる「ミスターGT」が始めたことでしたっけ?3位入賞のTEAM WedsSport BANDOHはランキングを4位に上げました。
1号車NISMOは連覇ならず、シリーズ3位となりました。

振り返れば、開幕4連勝で序盤を席巻したGT-R、中盤に速さを見せてきたNSX、確実に入賞を重ねながら終盤華を咲かせたRC Fと、どのメーカーのファンにとっても見ごたえある今シーズンでした。
2017年は全て新型車両に置き換わるということで、また今年とは違った展開が予想されます。ぜひ来年も素晴らしいレースを魅せていただけることを期待したいと思います。(PHOTO:井上雅行)

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