マツダとスバルは、他社とは一味違ったユニークなクルマ作りで独自の地位を築いてきた。ここでは50年以上にわたる両社の4輪史に確たる足跡を残した、名車の系譜を辿ります。
(ホリデーオート©モーターマガジン社)
(ホリデーオート©モーターマガジン社)
ルーチェロータリークーペ 1969.10~
ベルトーネの手になる流麗なHTボディに、126㎰/17.5㎏mを発生する655㏄×2ローターの13A型REを縦置き搭載。4速MTを介して前輪を駆動するマツダ初のFFモデル。72年9月生産終了。976台がラインオフした。
この美しいマツダの名車であるルーチェロータリークーペは、オーバーヒート、大きな前輪荷重によるアンダーステア、ドライブシャフトからの異音などの問題に直面し、生産台数が伸びず976台で生産打ち切りとなった幻の1台となってしまいました。
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