ドビツィオーゾが初優勝!
マレーシアGPのMotoGPクラスは、激しい雨のためスタートを遅らせ、さらに1周減算して合計19ラップで行われることになりました。序盤、トップに立ったのはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。負傷休場から復帰のアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)がロッシに食らいつき、トップ争いを繰り広げます。
8周目にはイアンノーネが首位浮上。さらにドビツィオーゾが首位争いに加わり、より混戦となっていきました。ロッシは2台のドゥカティファクトリーの前を走るものの、ラスト5周に乾きつつあった路面で磨耗したフロントタイヤで踏ん張りきれず、ドビツィオーゾに首位を譲ることに。
そしてドビツィオーゾが優勝、ロッシが2位という結果になりました。奮闘したイアンノーネは転倒! そして今年度王者のマルク・マルケス(ホンダ)とカル・クラッチロー(ホンダ)が転倒したため、ヤマハのホルヘ・ロレンソがラッキーな3位を獲得しました。なおロッシとロレンソのポイント差は28となったため、今年度のランキング2位はロッシに決定しました。
2000年の8名を超える記録!
4位と5位はサテライトのドゥカティ勢のエクトル・バルベラとロリス・バズがゲット! 年間ランキング3位をロレンソと争うマーベリック・ビニャーレスは6位となり、ロレンソとの差が開くことになりました。
ドビツィオーゾは今年9人目のMotoGPクラスウィナーとなりましたが、この記録は最高峰クラスとしては2000年の500ccクラスの8人を超えることになります(ケニー・ロバーツJr.、ギャリー・マッコイ、バレンティーノ・ロッシ、マックス・ビアッジ、アレックス・バロス、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、阿部典史)。
おさらいすると、今年はロレンソ、ロッシ、ジャック・ミラー、マルケス、イアンノーネ、クラッチロー、ビニャーレス、ペドロサ、そしてドビツィオーゾ・・・となります。最終戦の11月13日のバレンシアでは10人目のウィナーが登場するのか・・・? まぁそれはないと思いますけど、まさかのまさか!を期待しましょう。